発電所紹介
当社は2003年から電力事業に参入しています。石油製品をつくる工場から排出されたガスや残油を利用する発電所からスタートし、高効率な天然ガス発電所、太陽光発電所を建設し、2015年には、当時としては国内最大級となるバイオマス発電所の運営も開始しました。
4種類の発電所が稼働中!
メガソーラー【太陽光】
石油事業の遊休地を活用し、ソーラーフロンティアの太陽電池を設置した太陽光発電所を建設・運営しています。 自社単独での発電所開発と並行して、他社との連携により、互いの強みを組み合わせる形での発電所開発も実施しています。
京浜バイオマス発電所【バイオマス】
2011年に閉鎖した京浜製油所扇町工場の跡地の一部を活用して建設した発電所です。 旧製油所のインフラや近隣の港湾施設を利用できることに加え、大消費地に近い優位性があります。木質ペレットとパームヤシ殻などの木質系燃料のみを使い、石油や石炭などの化石燃料を使用しない環境に配慮した発電所です。木質系燃料だけを使う発電所としては、国内最大級の発電規模を持ちます。
運営:(株)京浜バイオマスパワー (当社100%子会社)
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇町
発電規模:4.9万kW(一般家庭約83,000世帯の年間消費量に相当)
燃料:木質ペレット、パームヤシ殻
稼働開始:2015年11月2日
扇島パワー【天然ガス(LNG)】
東京ガス(株)と共同で設立した(株)扇島パワーが運営する高効率の大型天然ガス火力発電所です。 石油や石炭に比べてクリーンな天然ガスを使用していることに加え、隣接する東京ガス株式会社の天然ガス基地から燃料を受け入れられる等、立地面でも優れた発電所です。 この土地では、かつて当社が原油貯蔵施設を所有していました。
運営:(株)扇島パワー(東京ガス株式会社75%、当社25%出資)
所在地:神奈川県横浜市鶴見区扇島
発電規模:122.1万kW(40.7万kW/基 × 3基)
燃料:液化天然ガス (LNG)
稼働開始:1号機・2号機 2010年7月、3号機 2016年2月
東亜石油水江発電所【製油所オフガス】
東亜石油京浜製油所の敷地内に立地し、同製油所の石油精製工程で発生する副生ガスおよび残渣油を原料としています。京浜製油所との最適な連携を図りながら、エネルギー効率の高いコージェネレーションシステムによって高効率な発電を行い、電力の安定供給に貢献しています。また、一部の電力や蒸気は、京浜製油所の精製にも活用されています。
運営:東亜石油(株)(当社子会社)
所在地:神奈川県川崎市川崎区水江町
発電規模:27.6万kW(一般家庭約44万世帯の年間消費量に相当)
燃料:副生ガス、残渣油
稼働開始:2003年6月
※1 京浜バイオマスパワーはFIT電気となります。当社がFIT電気を調達する費用の一部は、当社のお客様以外の方も含め、電気をご利用の全ての皆様から集めた賦課金によって賄われており、この電気のCO2排出量については、火力発電なども含めた全国平均の電気のCO2排出量を持った電気として扱われます。
電力がご家庭に届くまで~送配電の仕組み~
当社の発電所の電気は、一般送配電事業者が所有する送配電網を通じて、お客さまに届けられます。送配電網はさまざまな発電所からの電気を供給しており、品質が変わることなく電気をお使いいただけます。万が一、当社の発電所の一部が停止した場合でも、お客さまのご家庭だけが停電するようなことはありません。
※当社の発電所が止まっても、他の発電所から電力を融通するので、当社とご契約のお客様だけが停電することはありません。
再生可能エネルギーの取り組み
京浜バイオマス発電所
木質ペレットとパームヤシ種殻などの木質系燃料のみを使い、石油や石炭などの化石燃料を使用しない環境に配慮した発電所です。
木質ペレット:製材工場から排出する樹皮、端材などを細かく砕き、それを圧縮して棒状に固めて成形したもので、北米から輸入しています。
パームヤシの種殻:油ヤシの搾油後に残る種殻で、東南アジアから輸入しています。
木質バイオマスは成長過程でCO2を吸収しており、燃焼時のCO2排出量が実質ゼロ(カーボンニュートラル)となる特徴があります。
2015年当時、木質系燃料だけを使う発電所としては国内最大級の発電規模をもって稼働を開始しました。
メガソーラー発電所
出光興産グループのソーラーフロンティア株式会社による太陽光パネルを利用した発電所を全国で運営しています。