電気代の節約をする方法とは?電気代を抑える方法・節約術について解説
私たちの生活に欠かせない電気ですが、電気代の上昇が続くことで、家計への負担が大きくなっているため、節電対策を考えておく必要があります。
節電は少しの工夫から実践できますが、特に電気使用量が多い家電を把握し、適切な対策を講じることが重要です。
本記事では、電気代を抑えるためのポイントや家電ごとの電力消費割合、電気代が高くなりやすい家電の節約方法について解説します。
電気代を節約するには?コツ・ポイントを紹介
電気代を節約するポイントは、主に以下の3つです。
- 電力を多く使う家電を把握する
- 電力会社を切り替える
- 節電グッズを使用する
これらの工夫を取り入れることで、無理なく電気代を抑え、家計の負担を軽減できます。ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。
電力を多く使う家電を知る
電気代(基本料金を除く)の計算式は、「使用電力(kWh)× 電力会社の電力量料金単価(円/kWh)」です。 電力量料金単価は、1kWh(1kWの電力を1時間使用した場合)を基準に設定されています。
多くの電力会社では、使用量に応じて料金が変わる段階制料金を採用しており、使用量が増えると電気代も高くなります。
家電ごとに消費する電力量は異なるため、 効果的に節電するためには、自宅で特に電力を多く消費する家電を把握することが大切です。これにより、重点的に節電でき、効果的に電気代を抑えられます。
電力を多く使う代表的な家電として、以下が挙げられます。
- エアコン
- 照明器具
- 冷蔵庫
家電ごとに使用する電力量は異なるため、 効果的に節電するためには、自宅で特に電力を多く消費する家電を把握することが大切です。これにより、重点的に節電でき、効果的に電気代を抑えられます。
電力会社を切り替える
電気代の削減には、使用電力量を抑えるだけでなく、契約している電力会社の見直しも有効です。 例えば、各地域の電力会社から、idemitsuでんきSプランに切り替えた場合、電力量料金単価に以下の違いがあります。(2024年12月時点)
地域別電力量料金単価 (従量電灯Bまたは従量電灯C) |
120~300kWh (/kWh)(*) |
300kWh超過分 (/kWh)(*) |
|
---|---|---|---|
北海道 | 北海道電力 |
41.64円 |
45.36円 |
idemitsuでんき |
40.40円 |
41.93円 |
|
東北 | 東北電力 |
36.37円 |
40.32円 |
idemitsuでんき |
35.69円 |
37.92円 |
|
東京 | 東京電力 |
36.40円 |
40.49円 |
idemitsuでんき |
34.76円 |
37.10円 |
|
中部 | 中部電力 |
25.67円 |
28.62円 |
idemitsuでんき |
25.09円 |
26.45円 |
|
北陸 | 北陸電力 |
34.75円 |
36.46円 |
idemitsuでんき |
33.92円 |
34.40円 |
|
関西 | 関西電力 |
21.02円 |
23.52円 |
idemitsuでんき(**) |
20.46円 |
22.17円 |
|
中国 | 中国電力 |
36.15円 |
38.02円 |
idemitsuでんき(**) |
35.41円 |
35.93円 |
|
四国 | 四国電力 |
32.78円 |
35.70円 |
idemitsuでんき(**) |
32.09円 |
33.67円 |
|
九州 | 九州電力 |
23.97円 |
26.97円 |
idemitsuでんき |
23.26円 |
24.46円 |
*北海道のみ120~280kwh/280kwh超過分
**関西エリア、中国エリア、四国エリアは「SプランB」に基づく
各地域の電力会社からidemitsuでんきなどの新しい電力会社のプランに乗り換えることで、電気代を安くできる可能性があります。
idemitsuでんきへの乗り換えでどのくらい電気代が安くなるか、詳しい電気代の差額については、料金シミュレーションをご活用ください。
節電グッズを使用する
節電グッズを取り入れることで、手軽に電気代を削減できます。ただし、節電グッズを選ぶ際には、慎重に検討することが重要です。
具体的には、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
- 使いやすさ
- エコタイマーや自動消灯機能などの節電機能
- 消費電力の少ない製品かどうか
- 季節に応じた暑さ・寒さ対策ができるか
- 安全性の高さ
長期間使い続けられる節電グッズであれば、効果的に電気代を抑えられますが、一時的にしか使えないものでは、節電効果が十分に得られない可能性があります。 安全性と利便性を考慮し、適切な節電グッズを選びましょう。
家電別の電力消費の割合を知ろう
家庭の電力消費を減らすためには、どの家電がどれくらいの電力を使っているのかを知ることが大切です。日常的に多くの電力を消費する家電を理解することで、効果的な節電対策を講じることができるでしょう。
資源エネルギー庁のデータによると、一般家庭において冬の電力消費が多い家電として、以下の4つが挙げられます。
- 暖房(エアコン、電気ストーブなど)
- 冷蔵庫
- 給湯
- 照明
これら4つの電力消費の割合について解説します。
暖房
暖房は家庭内でもっとも電力を消費する家電であり、その使用割合は32.7%に達します。特に、家族が帰宅後に各部屋で暖房を使用すると、電力消費が一気に増加し、電気代が高くなる原因となります。
快適に過ごすことが大前提ですが、家族の生活スタイルやエアコンの設定温度を見直すことで、無駄な電力を削減することが可能です。例えば、エアコンの設定温度を22度から20度に2度下げるだけで、約2.7%の節電効果が期待できます。
冷蔵庫
冷蔵庫は常に稼働し続けるため、家電の中でも電力消費が多く、その割合は14.9%を占めます。 冷蔵庫の電源を切ることはできませんが、冷蔵温度を「強」から「中」に調整することや、扉を開ける頻度や開けている時間を減らすことで、約1.5%の節電効果が期待できます。
また、冷蔵庫内への食材の詰め込み過ぎも、余計な電力を消費する原因です。適切な温度設定を保ちながら、効率的な節電を心がけることが大切です。
給湯
冬の給湯器の電力消費割合は、家庭全体の12.6%です。給湯器は外の電気を圧縮して高温の空気を作り、その熱でお湯を沸かす仕組みのため、外の気温が低くなると消費エネルギーも増えるのです。
また、特に気温が下がる時期は給湯器の温度をあげるケースも増えるため、給湯に必要な電力が高くなる傾向にあります。
お湯の出し過ぎに注意したり、シャワーの時間を短くしたりすることで節電効果が見込まれます。
照明
冬の照明の電力消費割合は、家庭全体の9.2%を占めるものです。照明は季節や時間帯に関係なく、夜間には必須のアイテムですが、無駄な消し忘れや短時間の外出時に点けっぱなしにすることを避けるだけでも節電につながります。
照明の明るさを調整したり、不要な電気を消したりすることで、電力削減が見込まれます。
電気代の高い家電を節電する方法
家庭の中で多くの電力を消費する家電である「エアコン・冷蔵庫・給湯・照明」をうまく節電することで、無理なく電気代を削減し、環境への配慮にもつながります。
ここでは、電気代の高いエアコン・冷蔵庫・給湯・照明の効果的な節電方法について解説します。
エアコン
エアコンの電気代を節約するためには、定期的にフィルターを掃除することが重要です。フィルターが汚れていると、エアコンが効率よく空気を取り込めず、余分な電力を使ってしまいます。
目安として、2週間に1度のフィルター掃除が推奨されており、掃除機や水洗いで簡単に清掃できます。水洗いの場合は、ぬるま湯に中性洗剤を加え、陰干しすると効果的です。
また、室内の熱は室外機を通して放熱されるため、室外機の吹き出し口をふさがないこともポイントです。 室外機は直射日光や高温の場所に置かないように工夫すると、効率よく放熱でき、結果的に節電につながります。
なお、濡れたタオルを室外機にかけるのは逆効果になるため、避けましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫の節電には、開閉回数を減らすことが効果的です。ドアを開けるたびに庫内の温度が上がり、冷却のために多くの電力が消費されます。開ける時間も短くするよう心がけ、冷蔵庫内の食材は詰め込みすぎず、空間を確保して冷気が均等に行き渡るようにしましょう。
冷凍庫では逆に食材を詰めておいた方が、食材同士が冷やし合い、電力消費を抑えることができます。
また、冷蔵庫は放熱するため、壁に密着させたり上に物を載せたりしないようにしましょう。 放熱スペースが確保されていないと、冷却効率が落ちて電気代が増える原因になります。
冷蔵庫の定期的な掃除も重要です。ホコリが溜まりやすい底部や背面の掃除は年に1回行うようにし、冷蔵庫の効率を保ちましょう。
給湯
シャワーの時間を短くしたり、浴槽にためるお湯の量を減らしたりすることで節電効果が見込まれます。また、のも有効です。
追い焚きも電力を消費するため、複数人がそれぞれお風呂に入る家庭では、間隔を空けずに入るようにしましょう。間隔が空いてしまう場合には、蓋をしてお湯が冷めてしまうのを防ぐのも効果的です。
また、給湯器にも待機電力がかかるため、使っていない時間は電源を消すようにしましょう。その際、給湯器のコンセントは外さないようにしてください。給湯器には凍結防止機能がついており、コンセントを抜いてしまうとこの機能が効かなくなってしまう可能性があるためです。
照明
照明の節電には、照明カバーやランプに溜まったホコリを週に一度掃除することが大切です。特にキッチンでは油汚れや煙による汚れが溜まりやすいため、こまめに掃除をしましょう。
また、照明をLEDライトに変更することも効果的です。LEDライトは蛍光灯と比較して消費電力が約4分の3へ削減でき、寿命も約7倍と長いため、長期的に見ると大きな節約につながります。LEDライトには調光や調色が可能なタイプもあり、時間帯やシチュエーションにあわせて使用することで、節電効果と共に照明の演出も楽しめるでしょう。
さらに、照明を消す際には、リモコンで操作している場合でも消灯時には壁スイッチをオフにすることをおすすめします。これにより、待機時の消費電力を削減でき、さらに省エネ効果が高まります。
idemitsuでんきで電気代を削減しよう
電気代を節約するためには、電力プランの見直しや節電グッズの活用、家電の定期的な掃除と適切な使用方法が重要とお伝えしました。
しかし、日々の節電対策を習慣化するのは難しく、著しい効果をもたらすには継続した取り組みが必要です。そのため、電気代が高いと感じたら、まずは電気の料金プランそのものを見直すことがおすすめです。電力量料金の単価が変われば、これまで通りの生活でも電気代の削減が期待できます。
idemitsuでんきでは、電気使用量に応じて電気料金が安くなる「Sプラン」をご用意しています。
※現在の契約内容によって、効果は異なります。
まずは、idemitsuでんきへの乗り換えでどのくらい節約できるのか、料金シミュレーションで確認してみてはいかがでしょうか。