5人家族の電気代は?季節ごとの電気代や節約方法を徹底解説

家族が多いと、毎月の電気代が家計の大きな負担となることがあります。特に近年は電気料金が高騰しており、「自分の家の電気代は高すぎるのでは?」と感じつつ、家族が多いから仕方ないとあきらめている方も多いのではないでしょうか。

しかし、適切な電力プランを選ぶことや電気の使い方の工夫によって、電気代を節約することが可能です。

本記事では、5人家族の平均的な電気代や、効果的な節約方法を詳しく解説します。

5人家族の1ヶ月の電気代平均額

統計局の家計調査によると、5人家族の場合、直近1年間における電気代の平均は1ヶ月あたり約15,772円となっています。年間で考えると、約19万円近くを電気代として支払っている計算です。

ただし、5人家族の平均といっても、家族構成や住居のタイプによって使用する家電の種類や頻度はさまざまです。例えば、子どもの世代によって、在宅の多寡によってなど、電気の使用量やピーク時間帯が異なります。
また、戸建住宅と集合住宅では断熱性能や延床面積の違いから、冷暖房にかかる電力消費も変わってきます。以下では、季節別や住宅タイプ別に詳しく内訳をご紹介していますので、ご自身の家庭と照らし合わせながら確認してみてください。

【夏・冬は?】季節別の5人家族の電気代平均

1年を通して電気代が高くなりやすいのは、冷暖房を多く使用する夏と冬の時期です。統計局の家計調査によると、5人家族の各季節における電気代の平均額は、以下の通りです。

 

季節

電気代の平均

春(2024年)

3月

16,850円

4月

15,040円

5月

12,856円

6月

11,371円

夏(2024年)

7月

11,300円

8月

14,632円

9月

16,499円

秋(2024年)

10月

14,591円

11月

13,481円

冬(2024~2025年)

12月

14,266円

1月

19,408円

2月

18,796円

参照元:政府統計の総合窓口 e-Stat 「家計調査 家計収支編」

電気代がもっとも高い1月は19,408円、2月は18,796円と、冬場は約2万円近くまで上がります。また、夏の8月・9月もそれぞれ14,632円、16,499円と比較的高めで、冷房の使用が電気代を押し上げていることがわかります。

特にオール電化住宅では、冬場に給湯器(エコキュートなど)や暖房の消費電力も増えるため、さらに電気代が高くなりやすいでしょう。

一方、5月や6月はそれぞれ12,856円、11,371円となっており、気候が穏やかな春~初夏にかけては、1万円強に抑えられていることがわかります。

なお、2024年の電気代には、政府からの電気料金への支援金が含まれている可能性があります。そのため、本来の電気料金とは異なる場合がある点には注意が必要です。

【戸建住宅・集合住宅】5人家族の電気代平均

5人家族の電気代は、戸建住宅とマンションなどの集合住宅で差が出やすく、建物の構造や断熱性能の違いによって使用量が異なる傾向があります。

例えば、4人以上の家族の電気代を戸建住宅と集合住宅で比較すると、以下のような違いが見られます。なお、電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価「31円/kWh」に基づく数値です。

参考:わが家の使用量は多い?少ない? クール・ネット東京

戸建住宅は集合住宅に比べて、冬場の1月や12月に電気代が高くなる傾向があります。

これは、マンションなどの集合住宅は、隣や上下の住戸に囲まれているため外気の影響を受けにくく、暖房の効率が良いことが影響しています。一方で一戸建ては外気の影響を受けることに加え、延床面積が広いことが多く、照明や空調に必要なエネルギー量が増えるため、電気代が上がりやすいのが特徴です。

5人家族の電気代を節約する方法

5人家族の電気代は、人数が多いためどうしても高くなりがちですが、日々の使い方や家庭環境に応じた工夫を取り入れることで、無理なく節約することが可能です。

ここでは、電気代を効率的に抑えるための次の5つの方法をご紹介します。

  • 古い家電を省エネタイプに買い替える
  • 待機電力をカットする
  • 電力会社を見直す
  • 太陽光発電を導入する

古い家電を省エネタイプに買い替える

家電製品は古くなると、消費電力が増大する傾向があります。また、現在の製品と製造された時点では、省エネ性能に大きな違いが生じていることが多いです。そのため、消費電力の少ない最新の省エネ家電への買い替えにより、電気代を大幅に削減できる可能性があります。

特に、冷蔵庫やエアコンのように常時または長時間稼働する家電で、省エネタイプ以外のものを使用している場合は、買い替えを検討してみるのも一つの方法です。これらの家電は消費電力が大きく、省エネ性能の向上による節約効果も大きくなりやすいです。

また、自治体によっては省エネ家電の購入に対して補助金制度を設けている場合もあるため、お住まいの地域の制度を確認してみましょう。

待機電力をカットする

家電の中には、使用していない時でも待機電力のために電気代がかかる場合があります。待機電力とは、コンセントに接続されているだけで消費される電力のことで、多くの家電で発生しています。

待機電力の消費が多い家電は、以下の通りです。

引用元:資源エネルギー庁「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 (待機時消費電力調査)報告書概要」

電気代を節約するなら、削減しやすい待機電力から見直してみると良いでしょう。例えば、テレビは主電源を切る習慣をつけたり、オフシーズンにはエアコンや温水洗浄便座のコンセントを抜いたりすることで、待機電力を効果的に減らせます。

また、コンセントの抜き差しが面倒な家電については、節電タップを活用するなど、電源をもとから遮断する工夫がおすすめです。5人家族で複数の家電を使用している場合、こうした工夫による待機電力の削減効果は積み重なり、大きな節約につながります。

電力会社を見直す

現在契約している電力会社より安い電力会社に変更することで、電気料金を抑えられる可能性があります。

電気料金は、基本料金に加えて電気の使用量に応じて算出されます。そのため、単価が安い電力会社やプランに切り替えることで、大きな節約効果を生み出せます。

また、見直しの際に、電気代以外の付帯サービスや特典にも注目するといいでしょう。

idemitsuでんきでは、いつもの給油が2円/L引きになるクルマ特割を利用できます。電気代だけでなく給油代も一緒に節約することで家計の負担を軽減することができます。

また、利用を継続するだけで1年ごとにお好きなポイントが貯まったり、節電プログラムやアンケート回答でもポイントが貯まるなど、家計に嬉しい特典もあります。

以下のボタンから、「電気料金のシミュレーション」が可能です。

いくらおトクになる?料金シミュレーション

 

電力会社を切り替えるタイミングはいつが最適?切り替えに必要な期間と手順も紹介

太陽光発電を導入する

戸建住宅の場合は、太陽光発電の導入も効果的です。太陽光発電システムで発電した電力は家庭で使うことができ、余った電力は売電できるため、長期的に家計にプラスの効果をもたらします。

さらに、太陽光発電に加えてEVや蓄電池も導入することで、日没後も昼間にためた電力で家電の消費電力をまかなえるため、電気代の削減効果がより高まります。

太陽光発電の導入なら、出光グループのソーラーフロンティア株式会社が提供する 「エネすく」がおすすめです。「エネすく」には、以下の3つの大きなメリットがあります。

  • 初期費用は0円
  • 機器の保証や保険、定期点検などのサービス
  • 契約満了後は機器を譲渡

毎月一定額の料金で太陽光発電システムを取り入れられるため、初期費用を抑えつつ、余った電気を売電できるのが魅力です。まとまった初期投資が難しい場合でも、無理なく太陽光発電を始められます。

また、「エネすく」では、蓄電池やV2H(Vehicle to Home)システムも組み合わせられるため、ライフスタイルに合わせてまとめて導入することも可能です。なお、契約満了後には機器が譲渡されるので、長期間にわたり電気代を削減できます。

太陽光のある暮らしを定額料金ではじめよう

5人家族の電気代をおトクにするならidemitsuでんき

5人家族の直近1年間の電気代の平均は月約15,772円で、年間では約19万円です。ただし、季節や家族構成、住居タイプによって、使用する家電や使用頻度には差があります。

電気代を効果的に削減するには、日々の節電に加えて、電力会社やプランの見直しが重要です。生活スタイルに合ったおトクな料金プランを選ぶことで、同じ電気使用量でも月々の支払いを減らせたり、家計に嬉しい特典を受け取れたりする可能性があります。

さらに、戸建住宅で5人家族で暮らしている場合は、太陽光発電も電気代の節約に役立つでしょう。自家発電によって電力会社から購入する電気量を減らし、余剰電力を売却することで、トータルの電気代負担を長期的に軽減できます。

idemitsuでんきでは、簡単に利用できる「電気料金のシミュレーション」を、また出光興産のグループ会社であるソーラーフロンティアでは、初期費用0円で始められる太陽光発電サービス「エネすく」を提供しています。5人家族で電気代を効果的に節約したい方は、ぜひこちらからチェックしてみてください。

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