1kWhあたりの電気代は?電力会社ごとに異なる理由や節電方法を解説!

日頃、電気の請求金額の変化を見て、「電気代の単価はいくらくらいなのだろうか、使用量の増減によってどのくらい電気代が変わるのだろうか」と疑問に思ったことはありませんか。

電気代は電力会社によって料金単価が異なり、使用量によっても段階的に単価が変わることもあります。電力自由化により選択肢が広がった今、自分のライフスタイルに合った電力プランを選ぶことで、家計の負担を軽減することが可能です。

本記事では、消費電力量の単位である1kWhあたりの電気代の単価目安と、電力会社ごとの料金比較や料金が異なる理由、1kWhあたりの電気代を調べる方法、電気代を抑えるための工夫をわかりやすく解説します。

1kWhあたりの電気代の単価目安

1kWh(キロワットアワー)とは、電気の使用量を示す単位であり、「1kWの電力を1時間使用した場合の消費電力量」を表しています。

電力会社では、1kWhあたりの単価を設定して電力量料金を計算しています。使用した電力量が知りたいときは、契約先のお客様ページなどで確認することが可能です。家電の購入時は、「商品の消費電力(kW)×使用時間(h)」という計算式で事前に使用にかかる電気代を計算することができます。

全国家庭電気製品公正取引協議会が定める使用電力に対する単価目安は、2025年11月時点では1kWhあたり31円」です。仮に、1.1kWh(1,100W)のエアコンを2時間使用した場合、「1.1kWh×2時間×31円」で約68円の計算となります。

消費電力の大きな家電を長く使うほど、消費電力量(kWh)は多くなり、電気代が高くなります。電気代の計算については、以下の記事で詳しく解説しています。

電気代の計算方法とは?具体的なシミュレーションで詳しく解説

電力会社ごとの1kWhあたりの電気代

1kWhあたりの電気代単価は、電力会社によって異なります。ここでは、地域の電力会社とidemitsuでんきを例に、1kWhあたりの電気代単価がどのように異なるのかを見ていきましょう。

なお、1kWhあたりの電気代単価は電力会社ごとに規定されています。地域の電力会社を始め、多くの電力会社が、電力の使用量によって単価が異なり、3段階で設定しています。

以下は、2025年10月時点の一般家庭向けの従量電灯における地域の電力会社とidemitsuでんきの料金比較です。最新の料金単価は各電力会社のホームページから確認しましょう。

(1kWhあたりの単価)

地域

電力会社

1段階目

2段階目

3段階目

北海道

北海道電力

35円69銭

41円98銭

45円70銭

idemitsuでんき

35円69銭

40円74銭

42円27銭

東北

東北電力

29円62銭

36円37銭

40円32銭

idemitsuでんき

29円62銭

35円69銭

37円92銭

関東

東京電力

29円80銭

36円40銭

40円49銭

idemitsuでんき

29円80銭

34円76銭

37円10銭

中部

中部電力

21円20銭

25円67銭

28円62銭

idemitsuでんき

21円20銭

25円09銭

26円45銭

北陸

北陸電力

30円86銭

34円75銭

36円46銭

idemitsuでんき

30円86銭

33円92銭

34円40銭

近畿

関西電力

17円81銭

21円02銭

23円52銭

idemitsuでんき

17円81銭

20円46銭

22円17銭

中国

中国電力

30円06銭

36円15銭

38円02銭

idemitsuでんき

30円06銭

35円41銭

35円93銭

四国

四国電力

27円25銭

32円78銭

35円70銭

idemitsuでんき

27円25銭

32円09銭

33円67銭

九州

九州電力

18円37銭

23円97銭

26円97銭

idemitsuでんき

18円37銭

23円26銭

24円46銭

沖縄

沖縄電力

40円20銭

45円74銭

47円72銭

※2025年10月18日時点の単価

上記の表を見ると、地域や電力会社によって1kWhあたりの単価に大きな差があることがわかります。特に、2段階目と3段階目の料金では、idemitsuでんきの方が地域の電力会社より安価に設定されています。

1カ月の使用電力量が多くなるほど、高い単価が適用される電力量が増えるため電気料金に大きな影響が出ます。電力会社選びの際は、自分の月間使用量を把握し、どの段階の単価が適用されるかを確認することが重要です。

自分の1kWhあたりの電気代を調べる方法

自分が契約している電力会社の1kWhあたりの電気代を正確に把握することは、電気代節約の第一歩となります。調べる方法はいくつかありますが、代表的な方法は以下の2つです。

  • 検針票・料金明細で確認する
  • 電力会社のウェブサイトやアプリで確認する

ここでは、上記の確認方法について詳しく解説します。

検針票・料金明細で確認する

電気料金のお知らせや検針票が届いている場合は、その記載内容から電気代の詳細を確認できます。ただし、多くの電力会社ではペーパーレス化が進んでおり、契約者が希望しない限り紙の検針票・料金明細は郵送されない場合が多いです。

自宅に毎月検針票が届いていない場合、ウェブサイト等によって閲覧することが考えられるため、契約している電力会社に問い合わせてみましょう。

電力会社のウェブサイトやアプリで確認する

現在、一般的に採用されているのが、ウェブサイトのマイページやアプリを用いた電気料金の確認方法です。

idemitsuでんきでは、お客さま専用サイトである「でんきMYページ」から手軽に電気料金を確認できます。電気料金の計算根拠が明記されているため、電気代の詳細を見ることができます。

なお「でんきMYページ」では、リアルタイムで電気の使用量や、契約情報も確認できます。

また、使用した電力量は過去3年分まで遡れるため、電気代を比較して節約に役立てられます。季節による使用量の変化や、前年同月との比較もしやすく、効果的な節電対策を検討しやすいでしょう。

idemitsuでんきの「でんきMYページ」の便利な機能は、以下のページで確認できます。節電を意識している方は、この機会に契約している電力会社のサービスと比較してみてください。

でんきMYページの特徴を確認する

1kWhあたりの電気代を抑えるための工夫

電気代を効果的に節約するためには、1kWhあたりの単価を意識しながら、生活スタイルに合わせて工夫することが重要です。ここでは、以下の3つの具体的な節約方法を詳しく見ていきましょう。

  • 生活スタイルに合った料金プランを選ぶ
  • 電気使用量を減らして1kWhあたりの料金を下げる
  • 電力会社を比較して切り替える

生活スタイルに合った料金プランを選ぶ

電気を使う時間帯や使用電力量は、人それぞれ生活のスタイルが異なるため、自分にあった料金プランを選ぶことが大切です。家族の人数や電気の使用が多い時間、オール電化住宅か否かなどに応じて、適切なプランを選びましょう。

代表的な電気料金のプランと特徴は、以下のとおりです。

 

電気料金プラン

特徴

段階別プラン

使用量の段階に応じて単価を設定

・使用量が増えるほど、高い単価が適用される

電力量料金一律プラン

・電気の使用量に関係なく料金が一律

定額制プラン

・一定の消費電力までは定額料金

・超過した分は追加料金が発生する

時間帯料金プラン

・時間帯や平日・休日ごとに単価を設定

オール電化住宅向けプラン

・特定の時間帯(主に夜間)の単価が安い

 

idemitsuでんきには、地域の電力会社より1kWhあたりの単価が安く設定されている「段階別プラン」があります。特に、1カ月の電気使用量が120kWhを超える家庭では、地域の電力会社より単価が安くなるため電気代を抑えられることが特徴です。

また、深夜の電気料金がおトクになる「オール電化プラン」も選択できます。

ライフスタイルに合わせて電気代を節約したい方は、ぜひ以下の料金シミュレーションをお試しください。

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電気使用量を減らして1kWhあたりの単価を下げる

多くの電力会社では「段階別料金制」が採用されており、電気の使用量が増えるほど、1kWhあたりの単価が高くなる仕組みです。そのため、日々の電気使用量を抑えることで、結果的に1kWhあたりの料金を下げられる可能性があります。

以下の表は、idemitsuでんきSプランの段階別の単価を示したものです。

 

区分

使用量

1kWhあたりの単価

第1段階

~120kWh

29.80円

第2段階

121~300kWh

34.76円

第3段階

301kWh~

37.10円

 

使用量が120kWhまでは「第1段階料金」、121~300kWhまでは「第2段階料金」、300kWhを超えると「第3段階料金」が適用されます。

例えば、月の使用量が330kWhの家庭では、10kWhの節電で371円の節約ができます。照明のこまめな消灯や待機電力のカットなど、少しの工夫で電気代を下げられるかもしれません。

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電力会社を比較して切り替える

電力自由化により、現在は自分のライフスタイルやニーズにあわせて電力会社を選べるようになっています。電気料金の構成や単価は、プランや電力会社によって異なるため、電気代を見直すためには、まず複数のプランや電力会社を比較してみることをお勧めします。そのうえで、自分にあったプランや割引特典を提供している電力会社を選びましょう。

比較する際は、月ごとの使用量だけでなく、季節による消費電力の変動や、家電を使う時間帯なども考慮するとより効果的です。電力会社の選び方でお悩みの方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

電力会社の選び方とは?事前に確認しておきたいポイントを詳しく解説

まとめ:idemitsuでんきで1kWhあたりの電気代を賢く節約

1kWhあたりの電気代の単価目安は、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す基準では2025年11月時点で「約31円」とされています。ただし、電力自由化により、実際の単価は電力会社ごとに異なり、さらに使用量に応じて段階的に料金が変動する仕組みが一般的です。

特に、1カ月の使用電力が120kWhを超える家庭では、idemitsuでんきのように2段階目・3段階目の料金単価が安価な電力会社を選ぶことで、電気料金を大幅に削減できる可能性があります。

電気代を効果的に節約するには、まず自分の電気使用量と現在の料金プランを把握することが重要です。そのうえで、生活スタイルに合った料金プランの選択、使用量のコントロール、そして電力会社の切り替えという3つのアプローチを組み合わせると、より高い節約効果が得られるでしょう。

idemitsuでんきは、地域の電力会社より割安な料金設定に加えて、オール電化住宅向けの「オール電化プラン」も提供しています。さらに、クルマをお持ちのお客様向けのおトクな無料オプション「クルマ特割」(「ガソリンコース」・「EVコース」の2つのコースからお選びいただけます。)や定期的にポイントが貯まる「継続利用ポイント」や参加することでポイントが貯まる「節電プログラム」など、利用する方の生活に寄り添ったサービスが充実しています。電力会社の切り替えを検討している方は、ぜひ以下のシミュレーションで料金を比較してみてください。

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