パソコンの電気代はどのくらい?電気代が高い原因から抑える方法まで徹底解説

「パソコンの電気代はどのくらいかかっているのだろう?」と疑問に感じたことはありませんか。パソコンの消費電力・電気代は、ノートパソコンやデスクトップ、ゲーミングパソコンなどの種類の違いや作業負荷の違い、使用方法、使用時間によって異なります。

本記事では、パソコンの電気代の目安や計算方法、電気代が高くなる原因、電気代を抑える方法を分かりやすく解説します。

パソコンの消費電力・電気代はどのくらい?

電気代は、「消費電力(kW)×時間(h)×料金単価(円/kWh)」という計算式で求められます。使用しているパソコンの消費電力を確認することで、1日あたり・1ヶ月あたり・1年間の電気代を算出することが可能です。

なお、一般的に、家電の消費電力はW(ワット)と記載されているため、電気代を計算する際は「1kW=1000W」として単位を変換する必要があります。また、契約している電力会社や料金プランによって料金単価が異なるため、計算の際は家庭で契約している電気料金単価を確認することがおすすめです。

ここでは、パソコンを1日8時間使用した場合と、1日中つけっぱなしにした場合の消費電力・電気代を見ていきましょう。

PCを1日8時間使用した場合

パソコンの種類によって消費電力は大きく異なり、1日8時間使用した場合の電気代は以下のとおりです。なお、ここでは、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気料金の目安単価(税込31円/kWh)(※)をもとに電気代を計算しています。

 

電気代の違い ノートパソコン デスクトップパソコン ゲーミングパソコン
消費電力(目安) 20〜30W 50〜150W 280〜300W
1日(8時間) 5.0〜7.4円 12.4〜37.2円 69.474.4
1ヶ月(30日) 148.8〜223.2円 372.0〜1,116.0円 2,083.22,232.0
1年(365日) 1,810.4〜2,715.6円 4,526.0〜13,578.0円 25,345.627,156.0

 

ノートパソコンは1日5〜7円程度と電気代が安めであるのに対し、ゲーミングパソコンは1日約70円前後と10倍ほどの差があります。

また、デスクトップパソコンはノートパソコンの2倍~5倍となるため、自宅でパソコンを使用する際は、消費電力も踏まえた選択が必要です。

(※)参照:よくある質問 Q&A|全国家庭電気製品公正取引協議会

PCを1日中つけっぱなしにした場合

1日中(24時間)パソコンをつけっぱなしにした場合、電気代のシミュレーションは以下のとおりです。

 

1日つけっぱなし
電気代

ノートパソコン デスクトップパソコン ゲーミングパソコン
消費電力(目安) 20〜30W

50〜150W

280〜300W
1日の消費電力 0.48〜0.72kWh 1.2〜3.6kWh 6.77.2kWh
1日の電気代 14.9〜22.3円 37.2〜111.6円 208.3〜223.2円

 

ノートパソコンの場合、1日つけっぱなしにしても14.9〜22.3円程度で済みますが、デスクトップパソコンは利用状況によって1日で37.2〜111.6円と幅があり、長時間稼働させると電気代への影響がが大きいことが分かります。

特にゲーミングパソコンを1日つけっぱなしにすると、208.3〜223.2円とノートパソコンの10倍の電気代となる場合もあるため、常時稼働させる場合は電力負荷やコスト管理を意識することが重要です。

パソコンの電気代が高くなる原因

パソコンの電気代が想定より高くなってしまう原因は、主に以下の4つです。

  • OSの起動やシャットダウンが多い
  • 動画視聴やゲームをしている
  • 写真加工や動画編集をしている
  • アプリやモニターを複数使用している

ここでは、上記の原因について詳しく見ていきましょう。

OSの起動やシャットダウンが多い

WindowsやMacなどのOSが起動する際は、パソコンの消費電力が高くなります。これは、起動と共にさまざまなアプリが立ち上がることが要因です。

また、パソコンのシャットダウン時も、アプリを閉じる処理やデータの保存などで電力を多く消費するといわれています。1日に何度もパソコンの電源を入れたりシャットダウンしたりすると、電気代が高くなりやすいため注意が必要です。

動画視聴やゲームをしている

動画視聴やゲームは、高画質になるほど映像データを滑らかに再生するため、「CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット/中央処理装置)」や「GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット/画像処理装置)」へ大きな負荷がかかります。

CPUはパソコン全体の指示や計算処理を担う「頭脳」にあたる重要なパーツであり、GPUは映像表示を専門に高速処理する半導体チップです。

そのため、パソコンでの動画視聴やゲームプレイでは、CPUやGPUの稼働が増えて消費電力が多くなり、電気代が高くなる傾向にあります。特にゲームは、高精細なグラフィック描写を処理するため、GPUの消費電力が大きくなりやすい点が特徴です。

写真加工や動画編集をしている

写真の加工や動画編集も、CPUやGPUで膨大な処理が同時に行われるため、パソコンの消費電力が多くなり、電気代が高くなりやすい作業です。読み込むデータや処理工程が複雑化するほど、消費電力も大きくなります。

特に、高解像度の動画編集や3D処理が必要な作業などは、消費電力が大幅に増加します。また、写真加工や動画編集はパソコンの長時間使用にもつながりやすく、冷却ファンにも負荷がかかるため、さらに電気代が高くなりやすいです。

アプリやモニターを複数使用している

パソコン上で複数のアプリを起動している場合、それぞれの処理が並行して行われることでCPUの負担が増え、消費電力の増加につながります。加えて、使用していないアプリもバックグラウンドで動作しており、消費電力に影響を与えている点にも注意が必要です。

また、モニターを複数使用している場合は、パソコンだけでなくモニターにも電気代がかかります。表示する領域が広がる分、パソコン側で映像を出力するための処理能力がより多く求められるため、モニターを1枚で使用するよりも消費電力が高くなる傾向があります。

パソコンの電気代を抑える方法

パソコンの電気代は、使い方や設定を少し工夫するだけで大きく節約できます。パソコンの電気代を抑える方法は、主に以下の3つです。

  • PCの設定を見直す
  • 新しいモデルに買い替える
  • 電力会社の契約内容を見直す

ここでは、上記の方法を詳しく見ていきましょう。

PCの設定を見直す

まずは、今使っているパソコンの設定を調整するだけでできる節電対策です。「省電力モード」や「スリープモード」など、パソコンに標準搭載されている機能を活用することで、電気代の節約効果が期待できるでしょう。

まずは、PCの設定を見直す方法について解説します。

省電力モードを活用する

パソコンを「省電力モード」に設定しておくことで、CPUの動作速度や画面の輝度が下がり、パソコンの電気代を抑えることが可能です。

自動で調整が行われるため、特に意識せず手軽に節電できる点が大きなメリットです。ウェブ閲覧などの負荷が低い作業に最適と言えるでしょう。

さらに、省電力モードでは画面の輝度が下がり、起動時間やシャットダウン時間の短縮にもつながるため、パソコンの電気代を節約したい方は設定しておくと良いでしょう。

ディスプレイの明るさ(輝度)を下げる

ディスプレイは明るいほど消費電力が大きくなるため、輝度を下げることは節電に直結します。

例えば、パソコン画面の明るさを80%から40%に下げるだけで、約30%の電力を節約できるケースもあります。特に、ウェブサイトの閲覧やメール作成など、高い処理能力を必要としない作業が中心の場合、動作への影響を最小限に留めつつ節電効果を得られます。

購入時の設定は明るすぎる傾向があるため、作業に支障がない範囲で輝度を抑え、効率的に電気代を抑えましょう。

スリープモードを設定する

パソコンは電源オンとシャットダウンを繰り返すと、電気代が高くなりやすいです。そのため、離席時間に合わせて「スリープモード」と「シャットダウン」を使い分けることが大切です。

具体的には、90分程度までの短い離席であれば、スリープモードにしておくと電気代が高くなりにくいとされています。一方、離席後にパソコンを使用しない場合や、ノートパソコンを持ち運ぶときなどは、シャットダウンすることがおすすめです。

また、電源のオン・オフを頻繁に繰り返すと、パソコン自体にも大きな負担がかかり、劣化が早まって寿命が短くなってしまいます。電気代の節約だけでなく、パソコンの買い替え費用を抑えるためにも、離席時間に応じたモードの選択が重要です。

新しいモデルに買い替える

長年使用したパソコンは、バッテリーの劣化や冷却性能の低下により、購入時よりも消費電力が増えやすくなります。バッテリーが劣化すると充電効率が低下し、冷却性能が落ちて内部温度を下げるための冷却ファンが頻繁に回転するようになり、その分電力を多く消費してしまいます。

新しいモデルのパソコンは、CPUやディスプレイなどの省エネ性能が向上しており、同じ作業でもより少ない電力で効率的に処理することが可能です。そのため、古いパソコンや劣化したパソコンを使用している場合は新しいモデルに買い替えるだけでも消費電力を抑えられ、電気代の節約につながります。

電力会社の契約内容を見直す

パソコンの設定や機器を変更するだけでなく、契約している電力会社を見直すことで電力単価そのものを見直すことも有効な手段です。電気代は「消費電力(W)×電気料金単価(円/kWh)×使用時間」で決まるため、電気料金単価を下げれば根本的な節約につながります。

2016年4月の電力自由化以降、各家庭で電力会社や料金プランを自由に選べるようになっています。現在では、電力会社によって料金体系やサービス内容が多様化しており、家庭に合った料金プランを取り扱う電力会社を選ぶことで、電気代を節約できる可能性があります。併せて、世帯人数や生活スタイルに応じて契約アンペアを適切に見直せば、固定費である基本料金をさらに安く抑えられます。

例えば、基本料金の安さを重視するプランや夜間の単価が下がるプランなど選択肢は豊富にあります。夜間にパソコンを使うことが多い方は、夜間の単価が安いプランを選ぶことで電気代の負担を減らすことができるでしょう。

ただし、契約している電力会社によっては解約金が発生する場合もあるため、電力会社を見直す前に確認しておくことが大切です。新たに契約する電力会社を選ぶ際は、電気料金シミュレーションを活用し、ライフスタイルに最適なプランを比較してみましょう。

電力会社の変更・乗り換え時の注意点を紹介!失敗しない電力会社選びをしよう

電気代を節約する方法とは?簡単節約術や契約プラン見直しまで

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パソコンの電気代に関するよくある疑問

パソコンの電気代は日々の使い方によって大きく変わるため、正しい知識を持つことで無駄なコストを抑えられます。

ここでは、パソコンの電気代に関する以下の疑問にお答えします。

  • パソコンの電源は毎日切ったほうがいいですか?
  • パソコンのモニターの電気代はいくら?

パソコンの電源は毎日切ったほうがいいですか?

パソコンの電源を毎日切るべきかどうかは、使用しない時間の長さによって判断することがポイントです。

マイクロソフトの過去の検証では(※)、1日の業務終了後など、次に使用するまでの時間が90分を超える場合は電源を切ることが推奨されています。

シャットダウンすると待機電力が低く抑えられるものの、起動・終了時に大きな電力を消費することが特徴です。一方で、スリープ状態は移行・復帰時の電力が少なく便利ですが、維持するためのスリープ待機電力がかかります。

そのため、90分未満の離席であれば電源を切らず「スリープ状態」にし、90分以上の離席であれば電源を切るという使い分けが、もっとも無駄なく節電できる方法といえるでしょう。

ただし、パソコンはコンセントをつないでいる限り、シャットダウンしても待機電力が発生します。節電を徹底したい場合は、使用しないときにパソコンのコンセントを抜くこともおすすめです。

オン・オフの切替ができる電源タップを活用すれば、より手軽に節電効果を得られます。

※参照:Windows 11 OS、コンピューター、アプリで AI のパワーを体験する | Microsoft Windows

パソコンのモニターの電気代はいくら?

モニターの1日あたりの電気代は数円程度と比較的少なく、パソコン本体に比べると電気代への影響は小さいです。使用するディスプレイの大きさや使用時間によって異なり、サイズが大きくなるほど電気代が緩やかに上がります。

1日8時間使用した場合のモニターの電気代の目安は、以下のとおりです。

 

モニターの電気代の目安 21.5型 23.8型
消費電力 11W 14W
1日あたりの電気代 2.7円 3.5円
1ヶ月の電気代(30日) 81.8円 104.2円
年間の電気代(365日) 995.7円 1,267.3円

※全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気料金の目安単価(税込31円/kWh)をもとに計算
※参照:I-O DATA 21.5型「LCD-AH221XDB-B」23.8型「LCD-AH241XDB-B」

モニターの電気代を確認する際は、自分が実際に使っているモニターの消費電力から計算してみると良いでしょう。

まとめ

パソコンの電気代は、使用している機種やゲーム・動画編集といった作業負荷の違いによって大きく変動します。ノートパソコンなら年間約2,000〜3,000円程度ですが、ゲーミングパソコンでは年間25,000円以上かかることもあります。

日々の省電力設定やスリープ機能の適切な使い分け、古いモデルの買い替えなどは、電気代を抑えるために効果的な方法です。また、自分のライフスタイルに合った電気料金プランで契約しているかどうかも、電気代に大きな影響を与えます。

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