引っ越しに必要な手続き・やることリスト完全版!

引っ越しの際には、様々な手続きが必要です。

手続きは適切に行わないと、引っ越し先での生活に支障が出る場合もあります。必要な手続きを早めに確認し、計画的に進めていくことが大切です。

本記事では、引っ越しに必要な手続きについて、タイミング別に詳しく紹介します。チェックリストや、各手続きの手順も解説しているため、引っ越しを控えている人は参考にしてください。

引っ越しに必要な手続きの流れ

引っ越しが決まったら、おおまかに以下の流れで手続きを進めます。

  1. 引っ越し先を探す
  2. 新居を決めて契約する
  3. 現在の物件を解約する
  4. 引っ越し準備を進める
  5. 新居へ引っ越す
  6. 転入届または転居届を提出する

新居を決めてから引っ越し当日までの間で、引っ越し業者の手配や不用品の回収依頼、ライフラインの使用停止・開始手続きを行います。これらの他にも、状況に応じて必要な手続きがあるので、しっかりと把握して計画的に進めましょう。

引っ越し手続き・やることリスト

引っ越しに必要な手続きやタスクは、時期によって異なります。

ここでは、引っ越しのタイミング別に実施すべき主な手続きを、チェックリストにまとめました。ぜひ、保存してご活用ください。

タイミング 手続き内容

物件・入居日決定後すぐ

  • 入居中の物件の解約手続き
  • 駐車場の解約手続き
  • 引っ越し業者の手配

引っ越し日の1ヶ月前

  • インターネット回線の解約と開始手続き
  • 粗大ゴミの回収申込・不用品の処分依頼
  • 火災保険の解約・変更手続き

引っ越し1~2週間前

  • 転出届の提出
  • 電気の使用停止と開始手続き
  • 水道の使用停止と開始手続き
  • ガスの使用停止と開始手続き
  • 郵便局の転送サービスの手続き
  • 固定電話や携帯電話の住所変更の手続き

引っ越し当日

  • 旧居の明け渡し
  • ガスの開栓立ち会い

引っ越し後の2週間以内

  • 転入届または転居届の提出
  • マイナンバーや運転免許証の住所変更
  • 金融機関やクレジットカードの住所変更

引っ越し手続きのタイミング別の行動

引っ越し手続きは、自分の引っ越しのスケジュールに合わせて、早めに進めることが大切です。ここでは、以下のタイミングごとに、必要な手続きを解説します。

  • 物件・入居日が決まった時
  • 引っ越し1ヶ月前
  • 引っ越し2〜1週間前
  • 引っ越し当日
  • 引っ越し完了後

余裕を持って引っ越しできるよう、計画的に準備を進めましょう。

【物件・入居日が決まったら】引っ越しに必要な手続き

物件・入居日が決まったら、以下の手続きを行いましょう。

  • 入居中の物件の解約手続き
  • 駐車場の解約手続き
  • 引っ越し業者の手配

それぞれの手続きについて、詳しく見ていきましょう。

入居中の物件の解約手続き

物件・入居日が決まったら、不動産会社や大家さんに連絡して、現在住んでいる賃貸物件の解約手続きを行います。

退去日は1ヶ月前までに伝えるのが理想とされていますが、契約内容によっては2~3ヶ月前までに連絡が必要な場合もあるので、事前に契約書を確認しておきましょう。引っ越しが急遽決まった場合は、1ヶ月分の家賃を払って退去できることもあります。

駐車場の解約手続き

賃貸物件とは別で駐車場や駐輪場を借りている場合は、別途解約手続きが必要です。連絡するタイミングは、基本的には契約書に記載されている期日に従いましょう。

一般的には1ヶ月前までとしているケースが多いですが、2~3ヶ月前までとしている会社やオーナーもいます。

引っ越し業者の手配

引越し業者を選ぶ際には、複数の業者に見積もりを取り、その内容を比較する「相見積もり」を実施しましょう。この時、金額だけではなく、トラックの台数や作業員の人数といったサービス内容にも注目することが重要です。

ただし、複数の業者に見積もりを取るのは時間や手間がかかります。引っ越しをする日が決まったら、できるだけ早めに業者に連絡しましょう。特に、3月~4月は引越し業者の繁忙期となるため、スケジュール調整が難航する可能性があります。

【引っ越し1ヶ月前】引っ越しに必要な手続き

引っ越し1ヶ月前を目安に行う手続きは以下のとおりです。

  • インターネット回線の解約・開始手続き
  • 粗大ゴミの回収申込・不用品の処分依頼
  • 火災保険の手続き

それぞれの手続きについて解説します。

インターネット回線の解約・開始手続き

インターネット回線の手続きは、新居での開通工事が必要なため、時間がかかることがあります。引っ越しの1ヶ月前には手続きしておきましょう。

現在加入中のインターネット回線を引越し先でも継続して利用する場合は、移転手続きが必要です。引っ越しを機に解約したり、新規に契約したりする場合も、早めに手続きを済ませましょう。

粗大ゴミの回収申込・不用品の処分依頼

引っ越しの1ヶ月前には、引っ越し準備で出た不用品の処分依頼をしましょう。主な処分方法は、以下のとおりです。

  • 自治体に回収を依頼する
  • 民間の不用品回収業者に依頼する
  • リサイクルショップで売る
  • 引っ越し業者に依頼する

なお、自治体の場合は、依頼してもすぐに回収してもらえるとは限りません。回収日が月1回の自治体もあるため、可能な限り早期の依頼を心掛けましょう。

別の方法で処分する場合も、引っ越し直前の忙しいタイミングを避けて、1ヶ月前を目安に、なるべく早く依頼を済ませるのがおすすめです。

火災保険の手続き

火災保険に加入している場合は、解約や住所変更の手続きを行いましょう。賃貸住宅であっても、賃貸用の火災保険に加入しているケースがほとんどです。

賃貸住宅から賃貸住宅への引っ越しでは、住所変更をすれば現在の火災保険を継続できます。別の火災保険に入り直す場合は、加入中の火災保険を解約しなければいけません。

また、賃貸住宅から持ち家に引っ越す場合は、新たな火災保険に加入することになるので、加入中の火災保険は解約しましょう。

【引っ越し1~2週間前】引っ越しに必要な手続き

引っ越しの1~2週間前には、転居届の提出や、ライフライン関係の手続きを主に行いましょう。具体的には以下の通りです。

  • 転出届の提出
  • 電気の使用停止と開始手続き
  • 水道の使用停止
  • ガスの使用停止と開始手続き
  • 郵便局の転送サービスの手続き
  • 固定電話や携帯電話の住所変更の手続き

これらの手続きについて解説していきます。

転出届の提出

住んでいる市区町村から、別の市区町村に引っ越す場合は、住民票を移すために転出届を提出しなければなりません。転居届の提出手続きには、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。代理で手続きする場合は、委任状も必要になります。

この手続きで受け取る転出証明書は、引っ越し先の自治体に提出するので、紛失しないように保管しましょう。

なお、郵送での手続きや、マイナンバーカードを使ってオンラインで手続き完了できる自治体もあります。

電気の使用停止と開始手続き

旧居の電気の使用停止と、新居の電気の使用開始の手続きを行います。これらの手続きはWebや電話から行うことができます。Webでの手続きは24時間受け付けていることが一般的ですが、電話の場合は電力会社の営業時間内にかけなければなりません。入居当日にスムーズに電気が使用開始できるよう、早めの手続きをおすすめします。

水道の使用停止と開始手続き

旧居を管轄する水道局に利用停止の手続きを、新居を管轄する水道局に利用開始の手続きを、それぞれ行いましょう。いずれもWebや電話、郵送などで申し込み可能です。

利用開始の手続きを郵送で行う場合は、入居時に玄関や郵便受けなどに置かれている「水道開始申込書」を記入し、水道局に送ってください。

なお、水道は手続きが済んでいなくても、蛇口をひねれば水が出る状態になっているケースが少なくありません。しかし、そのまま手続きをせずに利用を続けると、無断使用として違約金等の対象となる可能性があります。

ガスの使用停止と開始手続き

旧居で利用しているガスの使用停止と、新居のガスの申し込みを、それぞれ行います。いずれもWebや電話から手続きできます。使用停止手続きの際には、検針票など、お客様番号が書かれているものを準備しておくとスムーズです。

郵便局の転送サービスの手続き

郵便局の転送サービスを申し込むと、旧住所宛てに届いた郵便物を1年間、新住所に転送してもらえます。Web(e転居)や郵便局の窓口、郵送などで手続きが可能です。申し込みから完了までに1週間ほどかかる場合もあるので、早めに手続きをするのがおすすめです。

固定電話や携帯電話の住所変更の手続き

固定電話や携帯電話の住所変更は、提供している会社のWebサイトや電話での手続きを受け付けています。

携帯電話の場合は、基本的に店舗での対応も可能です。また、固定電話の引っ越しには、新居で利用するための電話回線の工事が必要になります。住所変更の際に、工事の日程調整も済ませましょう。

【引っ越し当日】引っ越しに必要な手続き

引っ越し当日を迎えたら、以下の手続きをしましょう。

  • 旧居の明け渡し
  • ガスの開栓立ち会い

上記の対応について解説していきます。

旧居の明け渡し

賃貸住宅の場合は、不動産会社や大家さんに部屋を明け渡す必要があります。旧居から荷物を運び出した後に、不動産会社や大家さんに来てもらいましょう。

明け渡しの際は、鍵の返却と、必要に応じて部屋の汚れ・傷の確認の立ち会いを行います。

ガスの使用立ち会い

新居でガスの利用を開始するためには、立ち会いが必要です。ガス会社のスタッフがガスを開栓するので、その場に立ち会ってください。

なお、水道と電気の場合は、基本的に立ち会いは不要です。

【引っ越し完了後】引っ越しに必要な手続き

引っ越しが無事に完了したら、最後に以下の手続きを済ませましょう。

  • 転入届または転居届の提出
  • マイナンバーや運転免許証の住所変更
  • 金融機関やクレジットカードの住所変更

それぞれの手続きについて、詳しく見ていきましょう。

転入届または転居届の提出手続き

引っ越し完了後は、引っ越し先の自治体で転入届または転居届の提出が必要です。引っ越し日から14日以内に手続きをしなければならないので、早めに対応しましょう。

転入届は他の市区町村から引っ越してきた人、転居届は同じ市区町村内から引っ越してきた人が対象です。

必要書類は以下の通りです。

  • 転出証明書(前住所の自治体から交付されたもの)
  • 本人確認書類
  • 届出人の印鑑(本人の署名があれば省略可)
  • 代理人が手続きするときは委任状

マイナンバーカードの継続利用の手続き

転入届または転居届を提出する際に、マイナンバーカードの継続利用の手続きも同時に済ませるとスムーズです。この手続きは、他の市区町村に引っ越した場合も、同じ市区町村内で引っ越した場合も行ってください。

必要書類は以下の通りです。

  • マイナンバーカード
  • 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
  • 代理人が手続きするときは委任状

併せて、4桁の暗証番号が必要になります。なお、転入届や転居届の提出から90日以内に手続きをしないと、マイナンバーカードは失効してしまうので注意しましょう。

運転免許証の住所変更

引っ越し後は、警察署や運転免許試験場で、運転免許証の住所変更の手続きも行いましょう。これは道路交通法によって義務付けられた手続きです。

手続きには、住民票の写しや住所変更済みのマイナンバーカードといった、新住所が分かるものが必要です。

金融機関やクレジットカードの住所変更

金融機関やクレジットカード、証券会社等の登録についても、住所変更をする必要があります。

金融機関の住所変更は、店舗もしくはWebでの手続きが主流です。窓口での手続きの場合、新住所が記載された本人確認書類と、届出印を持参してください。金融機関によって手続き方法が異なることがあるので、あらかじめWebサイトなどから確認しておきましょう。

クレジットカードは、会員ページやアプリ、電話などで手続きが可能です。

【その他】引っ越しに必要な手続き・必要な書類

これまで紹介したものの他にも、状況に応じて必要な手続きがあります。自分に当てはまる手続きがあるかどうか、以下の表でチェックしてみましょう。

 

対象者 必要な手続き 必要書類
保育園・幼稚園に通う子どもがいる

転園手続き

引っ越し先の自治体や園によって異なる

公立の学校に通う子どもがいる

転校手続き

以下を新しい学校に提出

・在籍証明書(転校前の学校が発行)

・入学通知書(自治体が発行)

国民健康保険に加入している

【他の市区町村に引っ越す】

・国民健康保険の資格喪失届(引っ越し前の自治体)

・国民健康保険の加入(引っ越し後の自治体)


【同じ市区町村に引っ越す】

国民健康保険の住所変更

・健康保険証

・本人確認書類(住所変更の場合)

国民年金に加入している

転居先の自治体で住所変更

・年金手帳

・本人確認書類

児童手当を受け取っている

【他の市区町村に引っ越す】

・児童手当受給事由消滅届(引っ越し前の自治体)

・児童手当の認定申請(引っ越し後の自治体)


【同じ市区町村に引っ越す】

児童手当の住所変更(引っ越し後の自治体)

自治体によって異なるのでホームページで確認

車を保有している

・車庫証明の住所変更

・車検証の住所変更

・ナンバープレートの変更

・自賠責の住所変更

手続内容によって異なる

ペット(犬・特定指定動物)を飼っている

ペットの登録住所の変更

(他の市区町村に引っ越す場合は、引っ越し前の自治体で手続が必要)

転入先の自治体に転出先で交付された鑑札を持参

まとめ

引っ越しに必要な手続きの流れや、タイミング別のチェックリスト、各手続きの詳細などを紹介しました。

引っ越しの手続きは多岐にわたるため、早めに準備を始めることが大切です。特に、電気やガス、水道などのライフラインの使用停止と開始の手続きは、余裕を持って済ませておきましょう。

また、引っ越しをきっかけに、電力会社の乗り換えを検討してみるのもおすすめです。idemitsuでんきでは、電気使用量に応じて料金が安くなる「Sプラン」や、夜間の電気料金が割安になる「idemitsuでんきオール電化プラン」など、ライフスタイルに最適なプランを選択できます。


乗り換えの際に複雑な手続きは必要なく、オンラインで簡単に申し込むことができます。一度、電気料金シミュレーションで、どのくらい安くなるのか確かめてみてください。

すでにidemitsuでんきをご利用中の方は、新しい住居でもおトクなidemitsuでんきを継続して利用可能です。お引越し先での継続利用の場合は、電話(0120-033-364)またはでんきMYページにてお申し込みを受け付けています。

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