家庭でできる省エネ対策完全ガイド|効果的な方法や助成制度を解説

電気代の値上がりが続く中、ご家庭での省エネ対策への関心が高まっています。省エネは光熱費の節約だけでなく、環境への配慮と家計の見直しを両立できる重要な取り組みです。

本記事では、すぐに始められる省エネの工夫から、効果的な省エネ家電の選び方、さらには導入時に活用できる助成制度まで、詳しく解説します。世帯人数別の電気使用量データをもとに、各家庭に合った最適な省エネ方法を見つけましょう。

家庭の省エネとは?電気使用量の現状を知ろう

家庭での省エネとは、日常生活で使用する電気・ガス・水道といったエネルギーを無駄なく効率的に使うことを指します。

例えば、使っていない電気をこまめに消すことや、LED照明や省エネ家電の導入、断熱性の高い窓への交換などの身近な工夫により、光熱費の削減や地球温暖化防止に貢献できます。

効果的な省エネ対策を始めるためには、まずご自宅の電気使用量を知ることが重要です。まずは、「世帯人数別」「住居形態別」の電気使用量を見ていきましょう。

世帯人数別の電気使用量

東京都環境局の「2025年度(令和7年3月発行)家庭の省エネハンドブック」によると、戸建て一人暮らしの平均電気使用量は、月間230kWh程度です。

世帯人数が増えるほど電気使用量も増加する傾向があり、戸建て4人世帯以上では月間430kWh程まで増加します。ご自宅の電気使用量がこの平均値を上回っている場合は、省エネ対策の必要性が高いといえるでしょう。

電力会社から送付される検針票やマイページなどを確認し、過去1年間の使用量推移をチェックしてみることをおすすめします。
idemitsuでんきをご契約中の方は、でんきMYページからご確認いただけます。

idemitsuでんき でんきMYページ

住居形態別の電気使用量

住まいのタイプによっても、電気使用量は異なります。

集合住宅と戸建住宅では、一般的に集合住宅の方が断熱性が高く、隣接住戸が外気を遮るため冷暖効率が良い傾向があります。また、戸建住宅は部屋数が多いことも電気使用量が増えやすい要因の一つです。

さらに、オール電化住宅にお住まいの場合は、家庭のほとんどまたはすべてのエネルギーを電気で賄うため電気使用量が多くなりがちです。

idemitsuでんきは、集合住宅、戸建住宅いずれも、またオール電化住宅にも対応できるよう、「Sプラン」と「オール電化プラン」を用意しています。

idemitsuでんきへの切り替えによって電気代がおトクになる可能性がありますので、料金シミュレーションで確認し、電気代を見直してみましょう。

いくらおトクになる?料金シミュレーション

※一括受電の集合住宅にお住まいの場合はお切り替えができません。

家庭で省エネに取り組むメリット

家庭での省エネは、電気代の節約だけでなく、環境への配慮や生活の快適性向上など、多くのメリットをもたらします。ここでは、省エネの具体的なメリットを詳しくご紹介します。

電気代を削減できる

省エネ家電への買い替えにより、年間の電気代を削減することが可能です。特に、エアコンや冷蔵庫など、使用頻度が高く電力消費の大きい家電を古いものから最新の省エネ機種に更新することで、月に数千円単位での節約が期待できるケースもあります。

省エネ効果により削減できた電気代を、貯蓄や他の支出に回すことで、家計全体の見直しにもつながります。最新の家電は高額になりがちですが、長期的に見ると、初期投資額を上回る節約効果が期待できるでしょう。

環境保護に貢献できる

省エネ家電の活用は、家庭から排出されるCO2の削減に直結し、地球温暖化の抑制に貢献できます。

エネルギー消費の削減は、火力発電などの化石燃料への依存度を減らし、環境負荷の軽減を実現するための重要な取り組みです。各家庭での省エネ行動が広がることで、国全体の温室効果ガス削減目標達成にもつながるでしょう。

生活の快適性と利便性が向上する

最新の省エネ家電は、従来品よりも性能が優れたものが多く、取り入れることで使い勝手や居住環境の快適性が向上します。

例えば、静音設計のエアコンや冷蔵庫は音が気になりにくいので、快適に過ごしながら省エネ効果も得られることが魅力です。また、高効率な断熱材や複層ガラスの窓を採用することで、冷暖房効率が高まり、快適な室温を保ちながら電気代も抑えられます。

省エネ対策はエコだけでなく、快適で便利な暮らしの実現にもつながる取り組みといえるでしょう。

家庭でできる省エネ対策の方法

省エネ対策は、特別な機器を設置しなくても、日々の生活習慣の見直しやちょっとした工夫から始められます。ここでは、家庭でも実践しやすい省エネ対策を詳しくご紹介します。

家電の「つけっぱなし」をやめる

日常生活の中で電力を無駄にしてしまう原因の一つが、家電の「つけっぱなし」です。不要な照明をこまめに消すことや、テレビの電源をこまめに切ることを習慣化するだけで、年間を通じて電気代を節約することができます。

また、冷蔵庫の開閉時間を最小限にし、季節に応じて設定温度を調整することで冷却効率が上がり、節約効果が期待できます。

さらに、使っていない家電のコンセントを抜くことで待機電力の削減につながり、知らないうちに発生している余分な電力消費も防ぐことが可能です。特に、テレビやゲーム機などの待機電力は意外と大きいため、こまめな電源オフが効果的です。

エアコンの設定温度を調整する

エアコンは家庭内で電力消費の大きい家電の一つですが、設定温度を見直すことで効率的に省エネを実現できます。

夏は室内温度を28度程度に保ち、扇風機やサーキュレーターを併用することで体感温度を下げつつ電気代も削減できます。冬は室内温度を20度程度に抑え、重ね着や厚手のカーペットを活用することで暖房費を効果的に節約できるでしょう。

また、季節の変わり目には不要な機能をオフにするなど、エアコンの設定を見直すことで無駄な電力消費を防ぐことができます。

冷蔵庫は詰め込みすぎない

冷蔵庫内の食品が多すぎると冷気の循環が妨げられ、冷却効率が下がって余計な電力を消費してしまいます。庫内は容量の7割程度を目安に保ち、冷気の循環を良くすることがポイントです。

また、熱い食品をそのまま入れると庫内の温度が上がり、冷却に余計なエネルギーが必要となるため、冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

窓まわりの断熱対策を強化する

住まいの中でも窓は、冷暖房の効率に大きく影響します。窓ガラスに断熱フィルムや複層ガラスを導入することで、夏の冷房効率と冬の暖房効率を向上させることが可能です。

さらに、夏は遮光カーテンやブラインド、すだれなどを活用して直射日光を遮ることで、室温上昇を抑制し冷房負荷を軽減できます。冬は窓やドアの隙間に気密テープを貼ることで、暖房で暖めた空気の漏れを防ぎ、エネルギー効率の向上につながります。

照明をLEDに替える

照明器具をLEDに交換することも、簡単かつ効果的な省エネ対策です。LED電球は白熱電球と比較して消費電力が少なく、寿命も長いため、交換の手間とコストを削減できます。

また、蛍光灯からLED照明に切り替えることで、明るさを保ちつつ年間の電気代も節約可能です。さらに、調光機能付きのLED照明なら、使用状況や時間帯に応じて明るさを自動調整でき、必要最小限の電力で快適な照明環境を整えられます。

古い家電は省エネ性能の高い製品に買い替える

使用年数が10年以上の古い家電は、最新の省エネ機種よりも消費電力が多いため、買い替えることで大きな節約効果が期待できます。

家電量販店などで確認できる「統一省エネラベル」で、「★5つ」の最高評価を得ている製品を選ぶことで、同じ機能でも電気代を削減することが可能です。

特に、エアコンや冷蔵庫、洗濯機といった主要家電の買い替えにより、年間で数万円単位の電気代を節約できるケースもあります。長期的に見れば、買い替えによる初期投資以上の節約効果が得られるでしょう。

【種類別】省エネ家電の性能紹介

昨今は省エネ性能に優れた家電製品が多く登場しており、日々の電気代を抑えるための選択肢が広がっています。各家電の最新技術と省エネ性能を理解することで、買い替え時の参考になるはずです。

ここでは、省エネ型製品情報サイトに掲載されている家電製品の中から、緑色の「省エネ性マーク(省エネ性能の優れた製品に付けられる)」の付いたモデルの一部をご紹介します。製品ごとに定められた省エネ基準をどの程度達成しているかを示す「省エネ基準達成率」や電気代目安から省エネ効果を確認してみてください。

エアコン

エアコンは家庭の電力消費量の多くを占める家電の一つですが、最新モデルには高効率なインバーター制御や人感センサー、温度センサーによる自動制御機能などが搭載されており、年間消費電力量を大きく削減できます。

※10年前の平均と最新型の省エネタイプ(多段階評価★3.0以上)の比較
引用:スマートライフおすすめBOOK 2025 完全ガイド

以下の表に示す製品は、省エネ基準達成率100%以上の高効率機種の一例です。

メーカー
またはブランド
製品名 機種名
(型番)
省エネ基準達成率(%) 年間目安電気代(円/年)

期間消費電力量(kWh)

富士通ゼネラル ノクリア AS-X28H-W 101 21,300 790
シャープ

プラズマクラスターエアコン

AC-22THV 100 17,000 630

 

例えば、富士通ゼネラルの「ノクリア AS-X28H-W」は、省エネ基準達成率が101%で、年間電気代は約21,300円です。シャープの「AC-22THV」も100%と高水準で、約17,000円の年間電気代を実現しています。

冷蔵庫

冷蔵庫は24時間365日稼働し続ける家電であるため、省エネ性能の違いが電気代に直結します。近年のモデルは、断熱材の高性能化やコンプレッサーの効率向上により、従来機種と比較して大幅な省エネを実現しています。

※定格内容積451L〜500Lの比較

引用:スマートライフおすすめBOOK 2025 完全ガイド

以下は、省エネ基準達成率が高い冷蔵庫の一例であり、年間消費電力量の少なさが特徴です。

メーカー
またはブランド
製品名 機種名
(型番)
省エネ基準達成率(%) 年間目安電気代(円/年)

期間消費電力量(kWh)

東芝 VEGETA[ベジータ] GR-R600FZ(XK) 130 6,450 239
日立

 

R-WXC74X-X 116 8,370 310

 

東芝の「GR-R600FZ(XK)」は省エネ基準達成率130%と高性能で、年間の電気代は約6,450円に抑えられます。日立の「R-WXC74X-X」も116%と高い水準で、電気代は8,370円程度。買い替えでの節約効果は大きいといえるでしょう。

テレビ

テレビは、液晶パネルの高効率化や明るさセンサーによる自動調整、省電力モードなどにより、省エネ化が進んでいます。特に小型テレビは年間消費電力量が少なく、省エネ性の高い製品が多く登場しています。

引用:スマートライフおすすめBOOK 2025 完全ガイド

以下の製品は、省エネ基準達成率200%以上の超高効率機種です。

メーカー
またはブランド
製品名 機種名
(型番)
省エネ基準達成率(%) 年間目安電気代(円/年)

期間消費電力量(kWh)

WIS ASTEX AS-22SR 213 810 30
TEES

TEES

LE-2212TS 206 840 31
WIS

ASTEX

AS-221S 213 810 30

 

例えば、WISの「ASTEX AS-22SR」は省エネ基準達成率213%で、年間電気代はわずか810円となっています。TEESの「LE-2212TS」も同様の水準で、どちらも省エネ性に優れたテレビです。

照明器具

照明器具はLED化が進み、省エネ性能が飛躍的に向上しています。LED照明は白熱電球や蛍光灯よりも消費電力が大幅に少なく、寿命も長いことが特徴です。

引用:スマートライフおすすめBOOK 2025 完全ガイド

以下の製品は、省エネ基準達成率が高いLED照明器具の一例です。

メーカー
またはブランド
製品名 機種名
(型番)
省エネ基準達成率(%) 年間目安電気代(円/年)

消費電力(W)

アイリスオーヤマ LEDシーリングライト CL14DL/S-FEIII 340 1,930 35.8
アイリスオーヤマ ペンダントライト PL5L-E17PTNC 300 160 3
パナソニック sB高光束L1200白35K非調光配ダク NNN56052LE1 296 1,650 30.6

 

アイリスオーヤマのLEDシーリングライト「CL14DL/S-FEIII」は、省エネ基準達成率340%、年間電気代は約1,930円と非常に低コストです。また、同メーカーのペンダントライトやパナソニックの高光束LED照明も、消費電力を抑えながら高い省エネ基準達成率となっています。

電気便座

従来の電気便座は、ヒーターによる暖房や温水機能があることで、年間を通して一定の電力を消費します。一方で、省エネモデルは節電機能や自動節電モードを備えており、消費電力を大きく抑えることができます。

引用:スマートライフおすすめBOOK 2025 完全ガイド

以下は、電気便座の節電機能を使用した場合の消費電力量です。

メーカー
またはブランド
製品名 機種名
(型番)
省エネ基準達成率(%) 年間目安電気代(円/年)
※節電機能を使用した場合

年間消費電力量(kWh)
※節電機能を使用した場合

パナソニック ビューティ・トワレ DL-WT DL-WT57 232 1,570 58
パナソニック ビューティ・トワレ DL-WP DL-WP40 232 1,570 58
TOTO ウォシュレットアプリコット TCF4744 225 1,620 60

 

パナソニックの「ビューティ・トワレ DL-WT57」は、節電機能使用時の年間電気代が約1,570円、消費電力量は58kWhと効率的です。TOTOの「ウォシュレットアプリコット TCF4744」も同様に高性能です。

エコキュート

エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かす高効率な給湯システムで、従来の電気温水器と比較して大幅な省エネを実現しています。深夜電力を活用することでさらにコストを抑えることが可能です。

以下は、省エネ基準達成率が高いエコキュート製品の一例です。

メーカー
またはブランド
製品名 機種名
(型番)
省エネ基準達成率(%) 年間目安電気代(円/年)

給湯(保温)
モード消費
電力量(kWh)

三菱電機 Pシリーズ370L(ハイパワー給湯) SRT-P377UB

120

26,600 1,158
日立 ナイアガラ出湯 (高効率タイプ) BHP-FV37WD 120 26,600 1,158

 

三菱電機の「SRT-P377UB」や日立の「BHP-FV37WD」は省エネ基準達成率120%で、年間電気代は約26,600円です。その他のモデルも優れた省エネ性能を持つため、給湯にかかるランニングコストの削減に大きく貢献するでしょう。

省エネ家電の選び方とポイント

省エネ家電を選ぶ際は、単純に「新しいから良いだろう」と考えるのではなく、いくつかのチェックポイントを押さえておくことが重要です。

ここでは、省エネ家電を賢く選ぶために確認すべき項目や、見落としがちな比較のポイントを詳しく解説します。

今使っている家電の性能を確認する

家電を省エネタイプに買い替える際は、まず現在使用している家電の性能を正しく把握することが大切です。例えば、エアコンであれば、対応する畳数や消費電力(W)、製造年などの情報をチェックしておくことで、新しく購入する製品との比較がしやすくなります。

性能を確認せずに買い替えてしまうと、結果的に今使っている家電よりも消費電力が大きい製品を選んでしまう可能性もあるため注意が必要です。

使用している家電の取扱説明書やメーカー公式サイト、製品の銘板などで性能を確認しておきましょう。

統一省エネラベルがついているものを選ぶ

引用:省エネルギーラベル・統一省エネラベル | 省エネ家電で温暖化防止

省エネ家電を選ぶ際には、製品に貼付されている「統一省エネラベル」にも注目しましょう。このラベルには省エネ性能が「★マーク」で表示されており、★の数が多いほど省エネ性能が高いことを示しています。「5つ★」が最高評価です。

さらに、国が定める「トップランナー基準」を達成した製品には、緑色の省エネマークも表示されています。

また、年間消費電力量(kWh)も記載されているため、今使っている家電より消費電力が少ない製品を選ぶと良いでしょう。買い替え時には、省エネ性能評価や電力量の数値に注目し、性能と電気代の両面から選択することがポイントです。

省エネ家電導入に使える助成制度

省エネ家電の導入には初期費用がかかりますが、国や自治体の助成制度を活用することで費用負担を大幅に軽減できます。制度によっては購入時に直接値引きされるものもあり、気軽に省エネ家電を導入することが可能です。

ここでは、省エネ家電導入に活用できる代表的な助成制度をご紹介します。

東京ゼロエミポイント

引用:事業概要|東京ゼロエミポイント【公式】

東京都が実施している「東京ゼロエミポイント」は、都民が省エネ家電に買い替える際に最大26,000円相当のポイントが付与されるおトクな制度です。

ポイントは購入時にそのまま値引きとして利用できるため、煩雑な手続きも不要で使いやすいのが特徴です。

以下の条件を満たす必要がありますが、対象家電の購入を検討している方にはぜひ活用をおすすめします。

 

対象期間 2024年10月1日〜2027年3月31日まで
補助額 最大26,000円分のポイント
※補助額として値引きされる
条件

1.事前に登録された事業者(店舗)で購入すること
2.都内に住所を有する個人で、住所を免許証などの公的な書類で証明できること
3.省エネ性能の高い新品の対象家電に買い替えすること
※一部、新規購入も対象
4.購入した対象家電等を都内の住宅に設置すること

申請方法 登録された事業者(店舗)で対象機器を購入することで、その場で値引きされる

参考:事業概要|東京ゼロエミポイント【公式】

難しい申請は不要なため、東京都民の方はぜひ活用しましょう。

給湯省エネ2025事業

給湯省エネ2025事業は、全国規模で実施されている高効率給湯器の導入支援制度です。新築住宅取得者や既存住宅の所有者が対象で、リフォーム時や既存住宅の購入に伴う交換でも補助金が受け取れます。

補助対象期間は、2024年11月22日から予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)となっており、登録された「給湯省エネ事業者」と契約することで申請可能です。

補助対象となる設置条件は、以下の通りです。

  • 新築注文住宅への設置
  • 新築分譲住宅の購入
  • リフォーム時の設置
  • 既存住宅購入時の交換設置

例えば、エコキュート1台あたり、最低でも6万円の補助金を受け取ることができます。エコキュートの設置や交換による補助額は、以下の通りです。

  補助額
基本額 6万円/台
性能加算額 A要件を満たしている 4万円/台
B要件を満たしている 6万円/台
AとB両方の要件を満たしている 7万円/台
撤去加算額 電気蓄熱暖房機の撤去 8万円/台
電気温水器の撤去 4万円/台

参考:対象要件の詳細【購入・工事タイプ】|経済産業省 資源エネルギー庁

補足事項として、ここでの「A要件」とは、インターネットに接続可能な機種であり、翌日の天気予報や日射量予報に応じて、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するものであることです。

また、「B要件」は下記に該当する機種です。

補助要件下限の機種と比べて、5%以上CO2排出量が少ないものとして、aまたはbに該当するものであること

 a)2025年度の目標基準値(JIS C 9220 年間給湯保温効率または年間給湯効率(寒冷地含む))+0.2以上の性能値を有するもの
 b)おひさまエコキュート

 

給湯省エネ2025事業は給湯器に限定した補助金ですが、省エネ対策で給湯器の導入を検討している方であれば活用する価値があるでしょう。

その他自治体の省エネ支援制度

東京都や国の制度に加えて、全国の市区町村でも独自に省エネ家電導入を支援する制度が用意されている場合があります。具体的には、省エネ家電の買い替えに対する補助金、断熱リフォームへの助成、LED照明導入の支援など、内容は地域ごとに異なります。

これらの制度は国や都道府県の補助金と併用できる場合もあり、うまく組み合わせることで大幅な費用削減が期待できます。

ただし、申請期限や予算枠には限りがあるため、気になる場合は、早めに居住地の自治体ホームページなどで最新情報を確認しておきましょう。

省エネでおトクな暮らしを始めよう!idemitsuでんきで実現する省エネ生活

家庭でできる省エネ対策には、日々のちょっとした工夫から省エネ家電の導入まで、さまざまな方法があります。まずは、世帯人数や住居形態に応じた電気使用量を正しく把握し、ご家庭に合った省エネ対策を選択することが重要です。

古い家電の買い替え時に省エネ家電を選ぶと割高になることがありますが、各種助成制度を活用することで負担を抑えつつ、長期的な節約効果が期待できるでしょう。

さらに、idemitsuでんきの電気料金プランへの切り替えで、年間の電気代を削減できる可能性があります。

ガソリン車だけでなくEVも対象の、マイカーの燃料代がおトクになるサービスもありますので、ガソリン代なども含めた生活コスト全般を効率的に削減することが可能です。理想的な省エネライフを実現するための第一歩として、idemitsuでんきへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

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