一軒家の電気代平均額はどれくらい?集合住宅との違いや電気代が高いときの対処法を紹介
一軒家の電気代が「思ったより高い」と感じていませんか。一軒家は、集合住宅と比べて気密性や断熱性が低くなりやすい構造で、窓や出入口の数も多いため、電気代が高くなりやすい傾向があります。また、部屋数が多いことで電力消費量も増加しやすく、季節によっては冷暖房費が大きく膨らむことも少なくないでしょう。
本記事では、一軒家の電気代平均額や集合住宅との比較、世帯人数別・地域別の電気代、高くなる原因や効果的な節約方法を詳しく解説します。一軒家の電気代を見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
一軒家の電気代平均額はいくら?
一軒家の電気代は、集合住宅と比較するとどのくらい差があるのでしょうか。ここでは、集合住宅との比較や世帯人数別、地域別の電気代平均額について詳しく解説します。
一軒家と集合住宅の電気代平均額を比較
日本生活協同組合連合会が発表した「電気・ガス料金調査2019年9月」の報告によると、一軒家と集合住宅の電気代には、以下のような違いがあります。

参考:電気・ガス料金調査2019年9月|日本生活協同組合連合会
一軒家の電気使用量は平均350.2kWh、電気料金は平均8,546円です。一方、集合住宅の電気使用量は平均246.6kWh、電気料金は平均6,477円で、一軒家と2,000円程度の差となっています。
このように、一軒家と集合住宅で電気代を比較すると、一軒家の方が電気代は高い傾向が見られます。
【世帯人数別】 一軒家の電気代平均額
東京都環境局の「家庭の省エネハンドブック2024」によると、世帯人数別の一軒家と集合住宅の電気代は以下のとおりです。

すべての世帯人数で、集合住宅より一軒家の方が電気代は高い傾向にあり、1,000〜2,000円ほど一軒家の方が高くなる結果です。
【地域別】一軒家の電気代平均額
統計局「家計調査 家計収支編2024年(令和6年)」によると、二人以上の世帯での全国的な電気代の平均は12,008円でした。
同条件で地域別に電気料金の平均を見ると、以下のようになっています。

参考:政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 |総数|電気代|2024年」
地域ごとに電気代の平均値が異なるのは、地域の電力会社における電気料金単価の違いや、気温・天候による電気使用パターンの違い、オール電化住宅比率などが影響していると考えられます。
一人暮らしの電気代の平均は?月別・エリア別の金額や見直し方法を紹介
【季節別】一軒家の電気代平均額
夏と冬の一軒家の電気代平均額は、世帯人数によって大きく異なります。東京都環境局の「家庭の省エネハンドブック2024」によると、世帯人数別の夏と冬の電気代は以下のとおりです。
| 世帯人数 |
電気代 |
|
|---|---|---|
| 夏(8月) | 冬(1月) | |
| 1人世帯 | 8,197円 | 11,739円 |
| 2人世帯 |
11,638円 |
18,270円 |
| 3人世帯 | 13,085円 | 19,394円 |
| 4人世帯以上 | 15,194円 | 23,041円 |
例えば1人世帯の場合、夏は約8,000円、冬は約12,000円が目安です。4人以上の世帯では、夏が約15,000円、冬は約23,000円と、季節での差が大きくなります。
また、すべての世帯人数において、冷房を使う夏(8月)よりも暖房を使う冬(1月)の方が、電気代が高くなっています。
4人家族の電気代はどれくらい?電気代が高くなる理由や節約方法とは
一軒家の電気代平均額が高くなる原因
一軒家の電気代が集合住宅よりも高くなるのには、いくつかの理由があります。主な原因は以下のとおりです。
- 気密性や断熱性が低い
- 電気の使用量が多くなりやすい
- 契約アンペア数が高く基本料金が上がりやすい
ここでは、上記の原因について詳しく解説していきます。
気密性や断熱性が低い
一般的な一軒家は、窓や出入口が多い構造のため、夏は冷気が外へ逃げやすく、冬は外の冷気が室内に入りやすいことが特徴です。そのため、気密性や断熱性が低くなりやすく、効率的に冷暖房が効きにくい傾向があります。
冷暖房の設定温度に達した後も、一定の室内温度を保つためには長時間の稼働が必要になり、電力消費が増加しやすくなります。このような理由から、一軒家では集合住宅より電気代が高くなりやすいです。
電気の使用量が多くなりやすい
一軒家は集合住宅よりも専有面積が広く、部屋数も多いことが一般的です。その分、照明・冷暖房器具・家電製品などの使用量が増加しやすく、必然的に電力消費も多く、電気代が高くなりやすいと言えます。
さらに、多くの電気料金プランでは、「使用量が増えるほど1kWhあたりの単価が上がる」仕組みが採用されており、使えば使うほど割高になる構造です。
例えば、東京電力の「従量電灯B」(2026年1月時点)の場合、電力量に応じた電気料金の単価は以下のとおりです。
| 区分 | 使用電力量 | 1kWhあたりの料金単価 (税込) |
|---|---|---|
| 第1段階 | 最初の120kWhまで | 29.80円 |
| 第2段階 | 120kWhを超え300kWhまで | 36.40円 |
| 第3段階 | 300kWh超 | 40.49円 |
最初の120kWhまでは29.80円/kWhですが、120kWhを超えると単価が上がり、121kWhから300kWhまでは36.40円/kWh、300kWhを超えた部分は40.49円/kWhが適用されます。
使用電力量が多くなりやすい一軒家では、第3段階の単価が適用される部分が増え、1kWhあたりの料金単価が高くなりやすいでしょう。
実際に、東京都環境局の「家庭の省エネハンドブック2024」によると、4人世帯の5月の電気使用量は、集合住宅が286kWhであるのに対し、一軒家では324kWhと第3段階の料金が適用される部分が発生しています。
このように、一軒家は電気使用量が増加しやすい構造であることに加え、電気料金プランの構造も、集合住宅より電気料金が高くなりやすい要因となっています。
契約アンペア数が高く基本料金が上がりやすい
一軒家は部屋数が多く、上下階に家電が分散しており、一度に複数の家電を使う場面が多くなりがちです。
電気料金プランでは、一般的に「契約アンペア数」に応じて基本料金が決まり、「契約アンペア数」は、同時に使用する電力量に合わせて設定する必要があります。例えば、東京電力の「従量電灯B」の場合、以下のようにアンペア数が上がるほど基本料金も高くなります。
| アンペア数 | 1契約あたりの料金(税込) |
|---|---|
| 10A | 311.75円 |
| 15A | 467.63円 |
| 20A | 623.50円 |
| 30A | 935.25円 |
| 40A | 1,247.00円 |
| 50A | 1,558.75円 |
| 60A | 1,870.50円 |
一軒家の場合、複数のエアコンを同時に稼働させたり、調理家電や照明・テレビなどを同時に使用したりすることが多く、集合住宅よりもアンペア数を高めに契約するケースが一般的です。
その結果、基本料金が上がりやすいことも、一軒家の電気代が高くなる理由の一つといえます。
一軒家の電気代が平均額より高いときの対処法
一軒家の電気代が平均より高いと感じた場合、原因を見直した上で対策を講じることが大切です。具体的には、以下のような対処法があります。
- 契約アンペア数を変更する
- ライフスタイルにあった電気料金プラン・電力会社に変更する
- 照明をLEDに変更する
- 自宅の気密性・断熱性を高める
- 太陽光発電を導入する
ここでは、上記の方法について詳しく解説します。
契約アンペア数を変更する
契約アンペア数は電気料金の基本料金に直結するため、現在のライフスタイルに対してアンペアが必要以上に高く設定されている場合は、低くすることで電気代を抑えられます。
例えば、東京電力の「従量電灯B」プランでは、40Aが1,247円、50Aが1,558.75円です。50Aから40Aへ下げるだけで、月あたり311.75円の削減が可能です。年間では約3,700円の固定費を節約する効果が期待できます。
ただし、アンペア数を下げる際は「同時に使用する家電の量」を考慮することが大切です。必要以上に低いアンペアにすると、頻繁にブレーカーが落ちてしまう恐れがあります。現在の契約が明らかに大きすぎる場合は見直しの余地がありますが、ギリギリの容量に設定するのは避けた方が安心です。
契約アンペア数を変えると電気代はどうなる?契約を見直すメリットや注意点とは
ライフスタイルにあった電気料金プラン・電力会社に変更する
電気代を抑えるためには、自分のライフスタイルにあった電気料金プランを提供する電力会社を選択することが大切です。電力会社によって料金プランが異なり、夜間や休日、指定時間に電気代がおトクになるプランもあります。
まずは、契約している電力会社と、他社のプランを比較してみましょう。
idemitsuでんきでは、地域の電力会社と比較して、使用量に応じておトクになる「Sプラン」や、オール電化住宅向けの「オール電化プラン」があります。さらに、カーユーザー向けの「クルマ特割」でガソリン代も値引きされるため、生活費全般の節約ができることが特徴です。
また、夏や冬など電力供給がひっ迫した時期に協力することでポイントがもらえる「節電ポイント」や、指定時間帯に電気自動車を充電するとポイントが貯まる「EV充電タイム」など、おトクにポイントを貯められるプログラムが充実しています。ポイントの種類は楽天ポイント/Pontaポイント/dポイントから選べるため、日頃のお買い物にも活用できます。
idemitsuでんきが自宅の電気代と比べてどれくらいおトクになるか知りたい方は、料金シミュレーションが便利です。以下から簡単にシミュレーションできますので、ぜひ活用してみてください。
電気代の節約をする方法とは?電気代を抑える方法・節約術について解説
照明をLEDに変更する
一軒家は部屋数が多く、その分照明器具の数も増えるため、照明をLEDに切り替えることで電気代の節約につながります。
東京都環境局のデータによると、従来の蛍光灯シーリングライトをLEDタイプに交換するだけで、年間の電気代は4,447円から2,223円へと、約半分に削減できると示されています。照明を交換することで、年間2,000円以上の節約につながる計算です。
また、LEDは寿命が40,000時間と長く、蛍光灯の6,000時間と比べて6倍以上長持ちする点もメリットです。長期的なランニングコストの削減にも寄与するため、一軒家では特に効果が出やすい節約方法といえます。
自宅の気密性・断熱性を高める
一軒家は集合住宅と比較すると気密性・断熱性が低く、冷暖房が効きにくい傾向があります。そのため、自宅の気密性や断熱性を高めることで効率よく冷暖房が使えるようになり、電気代を抑えることが可能です。
断熱性を高める方法にはリフォームのほか、以下のように手軽にできる対策もあります。
- 窓に断熱シートを貼る
- 断熱カーテンを使用する
- ドアや小窓に隙間テープを貼る
断熱素材は、特に熱の出入りが激しい窓やドアで使用することがポイントです。
なお、リフォームによって断熱性を高める方法は、以下のとおりです。
- 内窓や複層ガラスを設ける
- 断熱塗料で外装を塗装する
- 内装には断熱材を入れる
ただし、家全体をリフォームすると工事の規模が大きくなり、費用も高額になります。リフォームで費用を抑えたい場合は、特に熱損失の大きい部位や生活動線に沿った必要な箇所を優先して施工すると良いでしょう。
太陽光発電を導入する
一軒家は、屋根に太陽光発電システムを設置できる点が大きなメリットです。太陽光発電を導入することで、自家発電によって電力会社からの電気購入量を減らし、使用電力量を変えずに電気代を削減できます。
日中発電した電力を自家消費することで、その分の電気代が不要になります。初期費用は必要ですが、長期的に月々の光熱費を削減できることが魅力です。また、余った電力を売電して収入を得ることも可能です。さらに、補助金制度を活用すれば導入負担も軽減できます。
さらに、蓄電池と組み合わせると、昼間の余剰電力を夜間に活用できることに加え、災害時等で停電になった際等にも電気を使うことができるでしょう。
初期費用が心配な場合は、出光グループのソーラーフロンティアが提供する「エネすく」の活用がおすすめです。エネすくは初期費用0円、毎月定額制で太陽光発電システムを導入できるサブスクリプションサービスです。蓄電池と組み合わせることも可能です。
契約期間中はメンテナンスや動産保険が付帯しているため、安心して利用できます。契約満了後は太陽光発電システムが無償で譲渡されるため、そのまま自宅の資産として使い続けられます。
まとめ
一軒家の平均的な電気使用量は350.2kWh、電気料金は約8,546円となっており、日本生活協同組合連合会の調査でも、集合住宅に比べて月々約2,000円高いことが示されています。
一軒家で電気代の負担を軽減するためには、電気の使い方を工夫するだけでなく、効率よく冷暖房が使える環境づくりや、ライフスタイルにあった電気料金プラン選びが大切です。また、電力会社を見直すことで、電気代の節約に直接的な効果が期待できるでしょう。
電力会社の見直しには、「idemitsuでんき」がおすすめです。電気使用量に応じておトクになる料金設定が特徴で、3〜4人家族など電気をたくさん使う一軒家の世帯ほど、電気料金を削減できます。また、夜間の電気料金がおトクになるオール電化住宅向けのプランもあります。いずれのプランも、ガソリン代やEV充電代が値引きとなる「クルマ特割」が付帯されており、車を所有する一軒家の家庭と相性が良いサービスです。
「電気代が高い」と感じている方は、まずはidemitsuでんきの料金シミュレーションを活用し、自宅の電気代がどのくらい軽減できるか確認してみてください。

