オール電化住宅で一人暮らしの電気代は?平均額・節約方法などを解説

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  1. オール電化住宅で一人暮らしの電気代は平均いくら?
  2. 一人暮らしでオール電化住宅のメリット
  3. 一人暮らしのオール電化住宅で電気代を節約する方法
  4. 一人暮らしのオール電化住宅の電気代に関する注意点
  5. 一人暮らしでオール電化住宅の電気代を節約するならidemitsuでんき

電気代が上昇している近年、電気だけで住宅設備の動力を賄うオール電化住宅は不利になるのではないかと不安に感じている人も多いでしょう。しかし、オール電化住宅にしても電気代を抑える方法はあります。

本記事では、一人暮らし世帯に注目して、オール電化住宅の光熱費や電気代を節約する方法などについて詳しく解説します。

オール電化住宅で一人暮らしの電気代は平均いくら?

関西電力のオール電化メニュー「はぴeみる電」会員データを元に算出されたデータによると、一人暮らしのオール電化住宅で同メニューを利用した場合の電気代は、1月あたり平均10,777円※です。  ※燃料調整費は含みません。

なお、オール電化住宅では、コンロや給湯などにガスを使用せず、その代わりに電気でまかなうため、ガス代はかかりません。電気代がそのまま光熱費になります。

一方で、総務省統計局「令和3年度 家計調査家計収支編 単身世帯」によると、一人暮らしで電気とガスを併用した場合の光熱費は、1月あたり平均10,805円です。その内訳は以下のとおりです。

  • 電気代:6,726円
  • ガス代:3,359円
  • その他の光熱費:720円

このように、オール電化住宅であっても、電気とガスの併用であっても、光熱費の合計に大きな違いはないことが分かります。

一人暮らしでオール電化住宅のメリット

一人暮らしでオール電化住宅にする主なメリットとして、以下の2点を紹介します。

  • 電気の使用料金が安くなりやすい
  • 光熱費の支払いが1つになる

それぞれ見ていきましょう。

電気の使用料金が安くなりやすい

オール電化住宅向けの料金プランは、夜間の電気代が割安になっているものが多いです。昼間は出かけて夜だけ家にいるという人には、オール電化住宅が向いているでしょう。また、電気代の安い時間帯に蓄電池に電池を貯めておけば、電気代の高い昼間も低コストで電気を使えます。

ただし、夜間に電気代がどの程度安くなるのかは、地域や電力会社によって異なるため、契約前に確認しておきましょう。

また、オール電化住宅は、エコキュート(電気給湯器)で給湯した熱を床暖房に利用することで、暖房にかかる電気代を抑えられるものもあります。

光熱費の支払いが1つになる

オール電化住宅にすればガスの使用がなくなるので、ガスの契約が必要なくなります。これにより、光熱費の支払い窓口が1つにまとまるので、支払いや各種手続きがスムーズになるでしょう。

一人暮らしのオール電化住宅で電気代を節約する方法

一人暮らしでオール電化住宅の人が電気代を節約する方法としては、次のようなものがあげられます。

  • 電気代が安い夜間に電気を使用する
  • 季節ごとに温水器の設定を見直す
  • 電力会社を見直す

一つずつ解説します。

電気代が安い夜間に電気を使用する

オール電化住宅の電気料金プランは、夜間の電気代が安い傾向にあります。そのため、日中は電気の消費を抑えて、夜間に電気を使うことで、電気代を節約できます。

例えば、洗濯機や食洗器などの家電は、タイマー機能を活用し、深夜に稼働するよう設定しておくと良いでしょう。お湯を沸かす際、夜間にポットで沸かして保温しておくのもおすすめです。スマホやタブレットなどの充電も、夜間に集中して行うと節約につながります。

季節ごとに温水器の設定を見直す

エコキュートは、貯水ユニットでお湯を温めたうえで貯水します。頻繁に沸き増しすると電気代が増大するため、自動的に炊き増ししないよう設定しておきましょう。

そのほか、エコキュートの設定には、以下のような節電方法があります。

  • 湯量の設定を「おまかせモード」にする
  • お湯を使用しない日は「昼間休止設定」を利用する
  • 保温が必要のないときは「ふろ自動」はOFFにしておく

定期的に使用履歴を確認し、無駄な電力消費に繋がっていないかをチェックすることで、節約に繋がります。

電力会社を見直す

オール電化住宅専用のプランに限っても、電気代や、割安になる時間帯は、電力会社によって異なります。節約のために努力しても効果が薄い場合は、ほかの電力会社を探すことも有効です。

自身の行動パターンにあう料金プランを探せば、電力会社の変更によって電気料金が安くなるかもしれません。現在利用中の電力プランと他社プランを確認し、最適な料金プランを探しましょう。

一人暮らしのオール電化住宅の電気代に関する注意点

一人暮らしのオール電化住宅で注意しておきたいポイントとして、以下の2つを紹介します。

  • 昼間は電気代が高くなりやすい
  • 設置時に初期投資が高額になりがち

ほかにも、停電したときにIHクッキングヒーターが使えないことなども理解しておきましょう。

昼間は電気代が高くなりやすい

オール電化住宅専用の電気料金プランは、深夜に熱を貯めることが前提となっているため、夜の電気代が安い一方、日中の電気代が割高となっている傾向があります。

日中外出が多い方は気にならないものの、在宅ワークなどで日中に自宅で電気を使う場合は、割高な時間帯に電気を使う頻度も多くなるでしょう。また、冷房や暖房の使用頻度が高い時期は、とくに電気代が高くなりやすいため、節電を心掛けることがおすすめです。

新たに設置する場合は初期投資が高額になりがち

新たにオール電化住宅にする場合には、必要な設備を揃えるための初期投資が必要です。具体的には以下のような費用がかかります。

  • エコキュートや蓄熱暖房機の本体購入費
  • 基礎工事・水道工事・電気工事の設置工事費
  • IHクッキングヒーターの本体購入費

オール電化住宅にして光熱費が安くなれば、長期的に考えればおトクになるケースも多いです。ただし、初期投資の金額は決して小さくないため、よく検討してから導入することが大切です。

一人暮らしでオール電化住宅の電気代を節約するならidemitsuでんき

オール電化ではガスを使わないため、ガス契約の基本料金分の光熱費がおトクになります。また、光熱費の支払窓口が1つになるのもメリットです。

また、オール電化では、電気を夜間に使うよう心がけたり、エコキュートの設定を見直したりすることが節約につながります。加えて、最適な電力プランを利用することも節約に向けた一案といえるでしょう。

idemitsuでんきでは、オール電化向けの料金プランを用意しています。idemitsuでんきの「オール電化プラン」は、夜間帯の電気を昼間帯より割安に設定しています。また、車を持っている場合は出光のサービスステーション「apollostation」で給油すると、1ヵ月最大100Lまで2円/L引きが適用されてさらにおトクです。

電気代の基本料金も安くなる可能性があるため、まずは料金シミュレーションを使って現在の電気料金と比較してみましょう。

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