電気代の基本料金とは?仕組みや削減する方法を紹介
電気代の基本料金は、電気の使用有無にかかわらず毎月発生する固定費用です。契約アンペア数や料金プランによって金額が決まり、使用量に応じた電力量料金とは別で計算されます。
生活スタイルに合わない高い固定費を払い続けないためにも、基本料金の仕組みを正しく理解しておくことが大切です。
本記事では、電気代の基本料金の仕組みや内訳、基本料金の確認方法、削減する方法を分かりやすく解説します。
電気代の基本料金とは?
電気代の基本料金とは、電気を使用していない月でも必ず発生する固定費のことです。契約している電力会社や料金プランによって金額が異なります。
ここでは、電気代の内訳・仕組みと基本料金の定義、基本料金の種類について詳しく見ていきましょう。
電気代の内訳・仕組み

画像出典:月々の電気料金の内訳 資源エネルギー庁
電気代は、以下の複数の要素で構成されています。
- 基本料金
- 電力量に応じて算出される電力量料金
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)
電力量料金は、使用した電力量に応じて電力量料金単価が加算される仕組みで、単価は電力会社ごとに異なります。
また、燃料費調整額は、火力発電で使用する燃料の国際価格の変動を電気代へ反映させるためのもので、使用した電力量に応じて燃料費調整単価が加算される仕組みです。単価は、基準価格より燃料費が高くなるとプラスの値になり電気代に上乗せされ、逆に低くなるとマイナスの値になり電気代から差し引かれます。
再エネ賦課金は、再生可能エネルギー普及を目的とした固定価格買取制度に基づき、買い取り費用の一部を利用者が負担する料金です。 金額は全国一律の単価に使用電力量を掛けて算出され、電気代に上乗せする仕組みとなっています。
基本料金の定義
基本料金は電気使用の有無にかかわらず、固定料金として発生するものです。なお、電気代の基本料金は電力会社やプランによって異なるため、契約内容を確認しておくと良いでしょう。
基本料金の種類
電気代の基本料金には、大きく分けて2つの方式があり、それぞれ仕組みや特徴が異なります。電力エリアによっていずれかが採用されています。
各方式の特徴と仕組みは、以下のとおりです。
| 基本料金の方式 | 仕組み・特徴 |
|---|---|
| アンペア制 | ・契約しているアンペア数ごとに同時に使える電気の量が定められている ・契約アンペア数が多いほど基本料金が上がる |
| 最低料金制 | ・電気の使用量にかかわらず、最低料金が定められている ・基準量までの電力量料金が最低料金に含まれており、基準を超えた分に応じて料金が加算される |
アンペア制は一般的な「従量電灯プラン」で採用されている方式で、同時にどれだけの電気を使えるかを示す契約アンペア数によって基本料金が決定します。アンペア数が大きくなるほど同時に使える家電が増える一方、基本料金も高くなるのが特徴です。主に北海道、東北、東京、中部、北陸、九州エリアで使われています。
最低料金制は、主に関西、中国、四国、沖縄エリアで採用されており、電力会社が定めた電気使用量を超えた場合に、電気代が上乗せされるという料金体系です。電気使用量が最低料金以下の場合、追加費用は発生せず、超えた分は電力量料金として請求されます。
電気代の基本料金を確認する方法
電気代の基本料金は契約内容によって金額が異なるため、現在どの程度の固定費を支払っているのか把握しておくことが重要です。
基本料金の確認は、電力会社が発行する検針票(電気使用量のお知らせ)や料金明細から確認することが可能です。検針票には請求額だけでなく、その内訳として「基本料金」の金額が記載されており、契約プランや契約アンペア数など、基本料金を決める要素もあわせて確認できます。
なお、紙による発行は有料が多く、現在はウェブサイトの会員ページで検針票や明細を提供するケースが増えています。基本料金やその算定根拠は、会員ページの契約情報や検針票から確認できます。
会員ページのログインには、会員登録が必要な場合があるため、事前にログイン方法を確認しておきましょう。
電気代の基本料金を削減する方法
電気代の基本料金は固定費として毎月発生するため、削減できれば長期的な節約効果につながります。電気代の基本料金を削減する方法は、以下のとおりです。
- 契約アンペア数を見直す
- 料金プランを見直す
- 電力会社を見直す
ここでは、上記の方法を詳しくご紹介します。
契約アンペア数を見直す
電気代の基本料金を削減するためには、契約アンペア数の見直しが有効です。契約アンペア数とは、同時に使用できる電気の最大量を示すもので、これに応じて基本料金が決まります。
世帯人数別の契約アンペア数の目安は、以下のとおりです。
- 1人:20〜30A
- 2〜3人:40A
- 4人:50A
- 5人以上:60A
過剰な契約アンペア数は、必要以上に高い基本料金を支払う原因となります。一方で、必要な電気量に満たない場合や余裕のないアンペア数では、ブレーカーが頻繁に落ちてしまい、日常生活に不便を感じることがあります。
契約アンペア数は、家族の人数やライフスタイル、住まいの形態(戸建て・集合住宅)などによって最適値が異なるため、適切な契約アンペア数となっているか、定期的に見直すことが大切です。
契約アンペア数を変えると電気代はどうなる?契約を見直すメリットや注意点とは
料金プランを見直す
電力会社ごとに提供されている料金プランはさまざまで、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代を節約できる可能性があります。主なプランは、以下のとおりです。
- 従量電灯プラン
- 時間帯別料金プラン
- 使用電力量のみ支払うプラン
プラン毎に、料金の構成や設定されている単価が異なるため、料金プランを見直す際は基本料金だけでなく電気料金全体で比較・見直すことで、電気代の節約につながるでしょう。
電力会社を見直す
現在の電力会社に、自分のライフスタイルに合う料金プランがない場合は、電力会社を見直すことも重要です。電力会社によって異なるのは電気料金プランだけではなく、基本料金や使用電力に対する料金単価、サービスなど、独自に設定されている項目が多くあります。
これらの多くは電気代に直結する内容であるため、電力会社を見直すことで、今より電気代が安くなる可能性が高まります。
電力会社を見直す際は、以下のポイントを意識するとより効果的です。
- 自分のライフスタイルに合う電気料金プランがあるか
- 現在の契約と比較して基本料金や電気料金単価はどうか
- サービス内容やカスタマーサポートは充実しているか
例えば、idemitsuでんきでは、地域の電力会社が提供する一般的なプランと比較して安価に設定されている「Sプラン」や、深夜の単価がおトクなオール電化住宅向けの「オール電化プラン」を提供しており、ニーズに合わせてプランを選ぶことができます。
また、ガソリン代のおトクか、EVの自宅充電のおトクを選べる「クルマ特割」、定期的に楽天ポイント、Pontaポイント、dポイントのいずれかがたまる「継続ポイント」、「節電プログラム」や「EV充電タイム」によるポイント還元もあり、ポイントを活用しながら生活費全体の節約を実現することも可能です。
idemitsuでんきの料金シミュレーションで、無料で簡単に電気代をどれだけ軽減できるかが分かります。ぜひご活用ください。
電力会社の選び方とは?事前に確認しておきたいポイントを詳しく解説
以下の記事では、家庭で実践しやすい電気代の節約のコツを11個まとめてご紹介しています。特に、電気代が上がりやすい冬を賢く乗り切るためのヒントとして、参考にしてみてください。
電気代の基本料金に関するよくある疑問
電気代の基本料金について、「契約アンペア数でどのくらい変わるのか」「基本料金が無料の電力会社にはどんなメリット・デメリットがあるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
ここでは、電気代の基本料金に関するよくある質問にお答えします。
電気代の基本料金はアンペア数によってどれくらい変わりますか?
電気代の基本料金は、契約アンペア数によって1カ月あたり数百~数千円程度変わります。例えば、東京電力「従量電灯B」を例にすると、アンペア数ごとの料金は以下のとおりです。
| アンペア数 | 1契約あたりの料金(税込) |
|---|---|
| 10A | 311.75円 |
| 15A | 467.63円 |
| 20A | 623.50円 |
| 30A | 935.25円 |
| 40A | 1,247.00円 |
| 50A | 1,558.75円 |
| 60A | 1,870.50円 |
参考:東京電力「従量電灯B・C」 2025年12月時点
電力会社によってアンペア数ごとの料金は異なりますが、上記の例では、60Aから50Aに変更するだけで、月額311.75円、年間では約3,700円の固定費削減になります。現在の契約アンペアに余裕がある場合、下げることで生活の快適さを損なわずに電気代の節約が可能です。
特に、入居時の契約をそのまま使い続けている場合は、まずは現在の契約状況が適切かどうかを確認してみると良いでしょう。
また、電気代をさらに節約したい場合は、契約アンペアの見直しに加えて、他の節約方法もあわせて検討してみましょう。
電気代の基本料金が無料の電力会社のメリット・デメリットは何ですか?
電気代の基本料金が無料のプランのメリットは、固定費がかからないことです。基本料金が無料のプランでは固定費はかからず、使用した電力量に応じてのみ請求されるため、単純に電気の使用量を減らせば支払いを抑えられます。特に契約アンペア数が大きく、毎月の基本料金の割合が高い家庭ほど、固定費削減の恩恵を受けやすくなるでしょう。
デメリットとして、基本料金が無料である代わりに、電気料金単価が高く設定されていることが多く、節電を心掛けても必ずしも基本料金ありのプランより電気代が安くなるとは限らない点が挙げられます。
そのため、基本料金が無料のプランを検討する際は、使用量にかかる電力単価をしっかり確認し、現在の使用状況やライフスタイルに合っているかを比較しながら判断することが大切です。
まとめ
電気代の基本料金は、契約する電力会社やプランによって異なりますが、多くの場合、電気の使用の有無にかかわらず固定料金として毎月発生します。基本料金の金額は、検針票やウェブ上の会員ページなどで確認できるため、まずは現在の契約内容を確認してみましょう。
電気代を節約するためには、基本料金の仕組みを理解した上で、契約アンペア数や料金プランを見直すことが大切です。ライフスタイルに合った無駄のないプランを選ぶことで、無理なく電気代を抑えられます。
また、電気代をよりおトクにする方法として、電力会社の見直しもおすすめです。
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まずはシミュレーションを活用し、自分に合った電気料金プランを検討してみてはいかがでしょうか。

