エアコンの自動運転は電気代の節約になる?弱運転との違いや効果的な使い方を解説

「エアコンの自動運転と弱運転、どちらが電気代を抑えられるの?」とお悩みではありませんか。実は、風量を弱に固定するよりも、自動運転に任せたほうが電気代を抑えられるケースが多くあります。

自動運転で節約できる理由や具体的な節約効果、さらに効果を高める使い方まで分かりやすく解説します。

 

【この記事で分かること】
・エアコンの自動運転が電気代の節約につながる理由と、弱運転・こまめなオンオフとの違い
・「自動運転」と「風量自動」の具体的な節約効果
・節電効果をさらに高める効果的な使い方

エアコンの自動運転は電気代の節約になる!

エアコンが最も多くの電力を消費するのは、設定温度に達するまでの間です。自動運転を活用すれば効率よく室温を調節できるため、無駄な電力を消費せずに済みます。

ここでは、エアコンの自動運転の仕組みや、自動運転が弱運転やこまめなオンオフに比べて節約になるのかを解説します。

エアコンの自動運転とは?

エアコンにおける自動運転とは、室温や外気温をセンサーが感知し、状況に応じた最適な運転内容をシステムが判断する仕組みのことです。

運転を開始した直後の室温は、設定温度から最も離れています。このタイミングで強風運転を行い、一気に部屋を冷やす、あるいは温めるのが自動運転の基本となります。

室温が安定した後は微風や弱運転に切り替わり、快適な環境を維持してくれます。手動で細かく調整する手間を省きつつ、ムダな電力を抑えながら心地よさを保つ、優れた機能です。

自動運転と弱運転はどちらが節約になる?

自動運転と弱運転では、設定温度に早く到達する自動運転の方が、節約につながる可能性が高いです。自動運転の場合、最初は室温を素早く設定温度に近づけるためにフル回転しますが、設定温度になった後は電力消費を抑えながら運転を続けます。

一方、弱運転では設定温度になるまで時間がかかるため、長時間高い電力消費が続き、無駄な電気を使ってしまいます。特に冬場は室温と設定温度の差が大きくなりやすく、電気代が高くなる要因となります。そのため、電気代を節約するには、適切な風量で運転する自動運転が最適といえます。

自動運転と弱運転はどちらが節約になる?

自動運転とこまめなオンオフでは、短時間外出する場合、自動運転でつけっぱなしにした方が、電気代が安くなります。こまめにオンオフを繰り返すと、使用電力が増えるだけでなく、エアコンの寿命も短くなってしまいます。


画像出典:ダイキン株式会社「エアコン暖房を「つけっぱなし」にするのと「こまめに入り切り」するのでは、どちらの電気代が安くなるの?」

特に夏場は室温が変化しやすく、30分程度の短時間の外出時などは自動運転で稼働し続けた方が効率的です。


画像出典:ダイキン株式会社「エアコン暖房を「つけっぱなし」にするのと「こまめに入り切り」するのでは、どちらの電気代が安くなるの?」

エアコンのオンオフを頻繁に繰り返すと、そのたびに高稼働になり電力消費が増えるため、状況に応じて適切にエアコンを使用することが大切です。

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エアコンの「自動運転」と「風量自動」による電気代の節約効果

エアコンの「自動運転」と「風量自動」は、制御する対象が異なる機能です。自動運転は室温の調整から風量までを総合的に管理するモードを指します。一方の風量自動は、ユーザーが設定した温度に対して風の強さだけを自動で制御する設定のことです。

どちらも高い節約効果が期待できます。実際のデータで確認していきましょう。

運転をまかせる「自動運転」で消費電力を削減

自動運転モードは、室温の変化に応じた最適な効率で稼働するため、確実な節約手段になります。三菱電機の実験データによると、設定温度に達してから4時間運転した場合、すべての条件で自動運転のほうが消費電力を抑えることができました

 

運転内容

測定場所の広さ

通常運転 AI自動運転

4時間あたりの節電効果

冷房

20畳

672Wh 625Wh 約7.0%減

14畳

709Wh 657Wh 約7.3%減
暖房 20畳 1,326Wh 1,247Wh 約6.0%減
14畳 1,514Wh 1,405Wh 約7.2%減

※参照:三菱電機「霧ヶ峰の省エネ
※対象機種:三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」FZシリーズ/Zシリーズ(MSZ-FZV6326S・MSZ-ZXV4026S)
※測定条件:同社環境試験室(20畳/14畳)にて、設定温度到達後4時間運転した場合の比較(冷房:外気温35℃・設定27℃/暖房:冬期モデル・設定23℃)
※注意:実際の節電効果や電気代は、お部屋の断熱性・気密性や外気温などの使用環境により異なります。

削減量で見ると、暖房の14畳の部屋が109Whと最も大きく、削減率も約7.2%に達しています。

エアコンの運転そのものを機器にまかせることが、手軽で効果的な電気代の削減につながります。

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風の強さをまかせる「風量自動」で電気代を節約

風量設定のみを自動にする「風量自動」も、高い節電効果が期待できます。ダイキンの実験データによると、日中に11時間つけっぱなしにした際、風量を「弱」にするより「自動」にするほうが省エネ運転でした。

 

運転内容

測定場所
の広さ

風量「弱」
(電気代/消費電力)
風量「自動」
(電気代/消費電力)
11時間あたりの節電効果
(電気代/節約率)
冷房 20畳 3.85kWh 2.79kWh 約27.5%減

※参照:ダイキン「エアコン冷房で誤解の多い4つの節電術を検証せよ!
※対象機種:ダイキン「うるさら7」(AN40VRP-W)
※測定条件:実生活空間(LD約20畳)にて、日中11時間(8:00〜19:00)つけっぱなし運転した際の比較(設定温度:風量弱26℃/風量自動27℃)。
※注意:実際の節電効果や電気代は、お部屋の断熱性・気密性や外気温などの使用環境により異なります。

11時間あたり1.06kWhの節約となり、削減率は約27.6%に達しています。風量が弱いと室内の熱を効率よく回収できず、無駄な電力を消費してしまうため、適切な風量を自動で選ばせることが、効率的な運用のポイントだと言えます。

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エアコンの電気代を自動運転で節約する効果的な使い方

エアコンの自動運転を活用することで、消費電力を抑えながらも快適に過ごすことができます。自動運転と設定温度の工夫に加えて、さらに電気代を節約したい場合、以下の方法を試すこともおすすめです。

  • 適切な温度設定にする
  • サーキュレーターと併用する
  • 風向きを季節に合わせて調整する
  • 窓の断熱対策をする
  • エアコンはこまめに掃除する
  • 室外機周りに配慮する
  • 省エネ性能が充実したエアコンにする

それぞれの方法について詳しく解説します。

適切な温度設定にする

電気代を抑えるための基本は、適切な温度設定を維持することです。環境省では、夏の冷房時の室温を28℃、冬の暖房時の室温を20℃にすることを推奨しています。エアコンの設定温度を1℃変えると、冷房時で約13%、暖房時は約10%の消費電力を抑えられるといわれています。

自動運転であっても、ベースとなる設定温度が過剰であれば節電効果は薄れてしまいます。体調に配慮しつつ、無理のない範囲で適切な温度に設定するよう意識しましょう。

参考:環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査|家庭のエネルギー事情を知る」

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エアコンの温度の節電効果は?エコ・節約のためにできること

サーキュレーターと併用する

エアコンを使用する際、サーキュレーターを併用することで、部屋の空気が循環し、冷暖房効果が高まります。エアコンから吹き出す冷たい空気は下に、温かい空気は上に溜まりやすいため、サーキュレーターで部屋全体の温度を均一に保つことができます。

自動運転を使用していても、空気が循環しないままだと吸い込み口付近の温度が変わらず、エアコンは無駄にハイパワーで稼働し続けてしまいます。サーキュレーターで空気を循環させれば、こうした無駄な運転を防げます。

サーキュレーターの効果的な置き方は、次の通りです。

  • 冷房時:エアコンに背を向けて置く
  • 暖房時:部屋の中央で上向きに置く、またはエアコンの対角線上に置く

これにより、エアコンの無駄な運転を抑えつつ、快適な室温を維持できます。

風向きを季節に合わせて調整する

効率よく室温を調整するためには、エアコンの風向きのコントロールも重要です。空気の流れる性質を考慮し、冷房時は「上向き」や「水平」に、暖房時は「下向き」に風向を設定するのがポイントです。

先述のとおり、冷たい空気は自然と下へ沈み、暖かい空気は上へ昇るため、この性質に逆らわない風向きが大切になります。風向きを適切に整えることで、部屋全体の温度が素早く均一になっていきます。

自動運転の効率をサポートし、無駄な電力消費を抑えるために意識したい使い方です。

窓の断熱対策をする

室内の熱が最も出入りする場所は窓です。資源エネルギー庁によると、夏は外からの熱気の約7割が窓から侵入し、冬は室内の暖気の約6割が窓から逃げ出すと言われています。

どれだけエアコンを自動運転にしても、窓の断熱性が低いと室温を維持できず、コンプレッサーに過度な負荷がかかり続ける原因になります。

遮光カーテンや断熱シートを活用し、外気の影響を最小限に抑える工夫が必要です。窓辺の対策を行うだけでエアコンの負担が減り、自動運転による省エネ効果が向上します。

エアコンはこまめに掃除する

エアコンのフィルターは、定期的に掃除することが重要です。フィルターの目詰まりがあると、エアコンの効率が落ち、電力消費が増えるため、2週間に1回の掃除が推奨されています。

エアコンに掃除機能が搭載されている場合は活用し、必要に応じてフィルターを水洗いして清潔に保ちましょう。

室外機まわりに配慮する

室外機の周りが汚れていると、エアコンの効率が低下します。こまめに室外機の周りを掃除し、周囲に物を置かないようにすると、冷暖房効果が向上します。屋外にある室外機は、砂ぼこりや排気ガスによって、ファンや吹き出しグリルが汚れやすいため、1年に1回はクリーニングしておくと良いでしょう。

また、夏場は直射日光によって室外機の温度が高くなりやすく、吸い込んだ空気を冷やすために多く電力を使用してしまいます。そのため、日陰を作るようにするとエアコンの消費電力を抑えることができます。

省エネ性能が充実したエアコンにする

古いエアコンを使い続けると、電力消費が増えて電気代が高くなりやすいため、省エネ性能が充実した新しいエアコンに買い替えることが望ましいです。最新の省エネエアコンには、AI自動運転機能やエコ機能が搭載されているものも多く、10年前のモデルと比べて電気代を14%程度削減できる可能性があります

参考:省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」

なお、エアコンを買い替える際には、部屋の広さや建物の構造に適したエアコンを選ぶことも大切です。新しいエアコンを購入すると一時的に費用が発生しますが、長期的には電気代の節約につながります。

電気代を節約する方法とは?簡単節約術や契約プラン見直しまで

エアコンの電気代は自動運転だけでなく電力会社の見直しでも節約しましょう

電気代を節約するなら、電力会社を見直すことも効果的です。同じ電力を使用しても、電力会社によって電気代は異なり、現在の契約より安価なプランを選ぶことで、月々の電気代を節約できます。

料金単価そのものを下げられれば、エアコンの使い方を変えなくても、毎月の固定費を根本から引き下げられます。

idemitsuでんきには、暮らし方に合わせてお選びいただける料金プランをご用意しています。ご家庭向けの「Sプラン」は、お住まいの地域の電力会社の従量電灯からの切り替えで、電気の使用量に応じて料金がおトクになります。オール電化住宅にお住まいの方には、深夜の電気料金が割安で基本料金が抑えられる「オール電化プラン」がおすすめです。

現在の電気代からどれくらいおトクになるかは、料金シミュレーションで手軽にご確認いただけます。

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まとめ

エアコンは家電の中でも特に電力消費が多いため、電気代を節約するためにはエアコンの使用方法を工夫することが有効です。

自動運転の活用やサーキュレーターの併用をするほか、こまめな掃除や室外機周りへ気を配ることで、消費電力を抑えながら快適に過ごせます。

また、電力会社を見直すことで、月々の電気代をさらに節約できるかもしれません。

エアコンの電気代が高いと感じている方は、まずidemitsuでんきの「料金シミュレーション」を活用し、切り替えによってどれくらいの電気代が節約できるか確認してみましょう

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