電気使用量の平均は一般家庭で何kWh/月?世帯構成や住宅タイプ・季節別で比較!

電気使用量の平均は、世帯人数や住宅の構造、地域や季節によって異なります。場合によっては、電気代に数千円以上の差が生じることも珍しくありません。

平均的な電気使用量を知らずに過ごすと、必要以上に電気を消費していることに気が付かず、節電の機会を逃してしまう可能性もあるため、まずは平均値を確認しておくことが大切です。

この記事では、一般家庭の電気使用量の平均を「世帯構成」「住宅タイプ」「季節別」に分けて詳しく解説します。また、平均より多くなる主な原因と、今日から実践できる節電対策についてもご紹介します。

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電気使用量の平均はどれくらい?世帯や住宅・季節別で比較

電気料金は、電気使用量(kWh)と電気料金単価をもとに算出されています。

「kWh」とは、電力と時間を掛け合わせた電力量の単位のことで、「1kWh」は「1kW(1,000W)」の電力を1時間使った際の電力量です。

電気使用量(kWh)は、以下の計算式で求められます。

 

家電の消費電力(kW)×使用時間(h)=kWh

 

例えば、消費電力750Wのエアコンを2時間使用した場合、計算式は「750W ÷ 1000 × 2h=1.5kWh」です。このときの電気使用量は、1.5kWhになります。

ここからは、電気使用量と電気代、世帯人数別・住宅タイプ別・季節別の3つのケースに分けて見ていきましょう。

なお、電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金の単価「31円/kWh」をもとに計算しています。実際に請求される電気代には燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金も含まれるため、使用量が同じでも電気代が変わる場合がある点にはご注意ください。

電気代の燃料費調整額とは?料金に影響する仕組みを詳しく解説

世帯人数別の電気使用量

東京都が公表している「家庭の省エネハンドブック2025」をもとに算出した、世帯人数別の平均電気使用量と電気代の目安は、以下のとおりです。

 

世帯人数

平均電気使用量(/月)

電気代

1人世帯

211kWh

6,541円

2人世帯

302kWh

9,331円

3人世帯

367kWh

11,377円

4人世帯以上

409kWh

12,679円

東京都「家庭の省エネハンドブック2025」の戸建住宅と集合住宅の6ヶ月分電気使用量の平均値をもとに計算

世帯人数が増えるほど電気使用量は多くなり、電気代も高くなる傾向が見られます。1人世帯と4人世帯以上を比較すると、月々の電気代には約6,000円以上の差が生じることが分かります。

世帯人数と照らし合わせて、平均使用量と実際のギャップを確認してみると良いでしょう。

電気代の月平均はいくら?月別・世帯別に解説!

住宅タイプ別の電気使用量

戸建住宅と集合住宅を比べると、同じ人数でも電気使用量には差があります。東京都の「家庭の省エネハンドブック2025」をもとに、住宅タイプによる電気代と使用量を比較してみましょう。

【戸建住宅の平均電気使用量と電気代】

戸建住宅

平均電気使用量(/月)

電気代

1人世帯

261kWh

8,096円

2人世帯

341kWh

10,576円

3人世帯

406kWh

12,586円

4人世帯以上

446kWh

13,836円

東京都「家庭の省エネハンドブック2025」の戸建住宅の6ヶ月分電気使用量の平均値をもとに計算

【集合住宅の平均電気使用量と電気代】

集合住宅

平均電気使用量(/月)

電気代

1人世帯

161kWh

4,976円

2人世帯

263kWh

8,148円

3人世帯

329kWh

10,189円

4人世帯以上

371kWh

11,511円

東京都「家庭の省エネハンドブック2025」の集合住宅の6ヶ月分電気使用量の平均値をもとに計算

一般的に、集合住宅は気密性や断熱性が高く、冷暖房効率に優れているため、電気代が抑えられる傾向があります。戸建住宅は、集合住宅よりも部屋数が多い傾向があるため、その分、照明器具や冷房設備が多く必要になり、結果として電気使用量が多くなりやすくなります。

お住まいの住宅タイプに合わせて、平均値との違いをチェックしてみてください。

季節別の電気使用量

季節によって電気使用量と電気代がどのように変わるのかを見ていきましょう。

 
(5月)

(7・9月)

(11月)

(1・3月)

平均電気使用量
(/月)

電気代 平均電気使用量
(/月)
電気代 平均電気使用量
(/月)
電気代 平均電気使用量
(/月)
電気代
1人世帯 162kWh 5,007円 231kWh 7,161円 189kWh 5,844円 227kWh 7,022円
2人世帯 221kWh 6,836円 323kWh 10,005円 274kWh 8,494円 336kWh 10,416円
3人世帯 272kWh 8,432円 407kWh 12,609円 328kWh 10,168円 395kWh 12,253円
4人世帯以上 308kWh 9,533円 454kWh 14,082円 369kWh 11,439円 434kWh 13,454円

※東京都「家庭の省エネハンドブック2025」の戸建住宅と集合住宅の各季節の電気使用量の平均値をもとに計算

季節別に見ると、夏と冬は電気使用量が多く電気代が高くなる傾向が顕著に表れています
夏場はエアコンの冷房使用が増え、冬場は照明器具、暖房器具の稼働時間が長くなることが主な要因です。

電気代が上がりやすいシーズンこそ、家電の設定温度や使用時間を見直すことが重要です。日常の使い方を少し工夫するだけでも、毎月の負担は変わってきます。

以下の記事では電気代を節約するための具体的な方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

電気代を節約する方法とは?簡単節約術や契約プラン見直しまで

家庭でできる節電の方法12選!効果を高めるポイントも解説

電気使用量が平均より多いときに考えられる3つの原因

電気使用量が平均より多い場合、単純に「使いすぎ」とは言い切れません。家族構成や住宅環境だけでなく、家電の使い方や設備の状態など、さまざまな要因が考えられます。

ここでは、一般家庭で電気使用量が増えやすい代表的な原因を解説します。

  • 冷暖房器具や乾燥機をよく使用している
  • 10年以上前から同じ家電を使用している
  • 待機電力が多い

冷暖房器具や乾燥機をよく使用している

冷暖房器具や乾燥機の使用頻度が高いと、電気使用量が増加しやすくなります。特に夏や冬は、エアコンの稼働時間が長くなり、電気代が上がりやすい季節です。

また、家族が別々の部屋で過ごす生活スタイルの場合、エアコンの同時使用台数が増える点にも注意が必要です。結果として、想定より電力を消費しているケースも少なくありません。また、長期休暇やテレワークなどで在宅時間が増えると、空調や家電の使用回数も多くなります。

洗濯乾燥機・浴室暖房乾燥機・食洗乾燥機といった乾燥機能付き家電の使用も、電気代が高くなる要因のひとつです。乾燥機能の多くは、暖房と同じく温風を利用します。温風は電気ヒーターで熱を作り、送風する必要があるため、多くの電力を消費することから、電気代に大きく影響します。

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10年以上前から同じ家電を使用している

資源エネルギー庁の省エネポータルサイト「省エネ型機器の現状」では、10年前の製品と最新の省エネ家電を比べると、年間消費電力量に大きな差があることが示されています。

 

家電種類

2013年

2023年

冷蔵庫

370~410kWh/

267kWh/年

エアコン

903kWh/年

769kWh/年

温水洗浄便座

173kWh/年

160kWh/年

照明器具

108kWh/年
(白熱電球)

15kWh/年
(電球型LEDランプ)

参照:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 「省エネ型機器の現状」

同じ種類の家電でも、世代が違うだけで消費電力には大きな差が出ます。古いモデルほど電力消費が大きい傾向があり、電気代も高くなりやすいです。

長く使い続けている家電がある場合は、省エネ性能を目安に買い替えを検討してみるのも電気代節約の方法です。

待機電力が多い

待機電力とは、家電を使用していない状態でも、コンセントに差したままであれば消費される電力のことです。電源がオフでも内部回路が動いているため、わずかながら電気を使い続けています。

待機電力の多い代表的な家電は以下のとおりです。

  • ガス温水器
  • テレビ
  • エアコン
  • 電話機
  • BD・HDD・DVDレコーダー
  • 温水洗浄便座
  • パソコン

待機電力は微量ではあるものの、積み重なると電気代の負担となるため注意が必要です。多くの家電をコンセントに繋ぎっぱなしにしている家庭は、使っていない機器はプラグを抜いたり、スイッチ付きタップを活用したりすると節電につながります。

参照:資源エネルギー庁|平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 (待機時消費電力調査)報告書概要

電気使用量が平均より多いときの対処法

電気使用量が平均より多いとわかった場合、どのような対策を取れば良いのでしょうか。

ここからは、電気使用量を減らして電気代を節約するための対処法をご紹介します。

  • 消費電力の高い家電は使用時間に注意する
  • 省エネ効果の高い家電に買い替える
  • 電気料金プランや電力会社を見直す

すぐに実践できる方法から、長期的に効果が期待できる方法まで幅広く取り上げていますので、ご自身の状況に合わせて試してみてください。

消費電力の高い家電は使用時間に注意する

消費電力の高い家電は、使用時間を意識することで電気代を抑えやすくなります

家庭内の電化製品がどの程度の電力を消費するのかを把握しておくと、どこに節電の余地があるのかが分かり、見直すべきポイントを効率的に絞り込めるでしょう。

画像出典:東京都「家庭の省エネハンドブック2025」

主な家電ごとの、電気使用量を抑えるための具体的な工夫は、次のとおりです。

 

家電の種類

電気使用量を減らすための工夫

エアコン

・フィルターをこまめに(2週間に1回程度)掃除する

エアコンと扇風機を併用して空気を循環させる

エアコンの設定温度を適切にする(夏は28℃、冬は20℃が目安)

冷蔵庫

・食品を詰め込みすぎず、冷気の流れを良くする

・ドアの開閉回数を減らし、開けている時間を短くする

・季節に合わせて設定温度を「中」や「弱」に調整する

照明器具

・不要な照明はこまめに消灯する

・白熱電球から消費電力の少ないLEDランプへ交換する

テレビ

・画面の明るさ(輝度)を部屋に合わせて適切に調整する

・見ていないときは主電源からオフにする

温水洗浄便座

・放熱を防ぐため、使用後はフタを閉める

・便座や温水の温度設定を季節に合わせて低めに設定する

洗濯機・乾燥機

・洗濯物は容量の8割程度を目安にまとめて洗う

・乾燥機の使用時間を減らし、自然乾燥を併用する

 

電気代が高い家電ランキング12選!1番電気代がかかる家電はどれ?

省エネ効果の高い家電に買い替える

古い家電は省エネ効果が低い傾向があるため、最新の省エネ家電に買い替えることで、同じ使い方でも電気代を抑えられます

資源エネルギー庁の省エネポータルサイト「省エネ型機器の現状」によると、最新の製品は10年前のものと比べてエアコンは約14%、冷蔵庫は約21〜30%、照明器具は約86%も省エネ効果が向上しています。

省エネ家電に買い替えることで、同じ使い方をしていても電気使用量を減らすことができ、電気代の節約につながるでしょう。

なお、家電を買い替える際は省エネラベルの確認をおすすめします。

画像出典:省エネ型製品情報サイト

省エネ性能の星の数が多く、年間の電気料金目安が安い家電を選んで買い替えることで、大きな節約に結びつきやすくなります。

ただし、高性能な家電でも使い方が非効率では、節電効果は十分に発揮されません。正しい節電方法もあわせて取り入れながら、電気代の負担軽減を目指しましょう。

家庭でできる節電の方法12選!効果を高めるポイントも解説

電気料金プランや電力会社を見直す

電気代を効率よく抑えるなら、契約プランや電力会社の見直しが有効です。電気使用量が多いご家庭でも、料金単価が安いプランを選ぶことで、月々の支払額を減らせる可能性があります

まずは現在の契約内容が、自身のライフスタイルに最適かどうか確認しましょう。電力会社によって、使用量に応じた単価上昇が緩やかなプランや、夜間の電気料金が安いプラン、他のサービスとセットでおトクなプランなど、さまざまなプランが用意されています。

idemitsuでんきでは、ライフスタイルに合わせて選べる電気料金プランをご用意しています

特に、二人以上のご家庭には、電気使用量が多いほど地域の電力会社よりおトクになる「Sプラン」がおすすめです。同じ使用量でもプランを切り替えることで、料金単価が安くなり月々の電気代を抑えられる可能性があります。

さらに、自動車を所有している場合は、ガソリンの値引特典が受けられる点も魅力です。

idemitsuでんきの料金シミュレーションを活用することで、現在の電気代とすぐに比較できます。電気料金が高いと感じている方は、ぜひ一度シミュレーションを試してみてください。

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電気使用量の平均に関するよくある疑問

電気使用量の平均について理解が深まったところで、よくある疑問にもお答えしていきます。

  • オール電化住宅の平均電気使用量はどれくらいですか?
  • 1日の電気使用量の平均はどのくらいですか?
  • いつもと使い方は変わらないのに電気使用量が明らかに多いのはなぜですか?

気になるポイントを確認しながら読み進めてみてください。

オール電化住宅の平均電気使用量はどれくらいですか?

オール電化住宅の電気使用量は、ガス併用住宅と比較して多くなる傾向があります。調理や給湯、暖房のすべてを電気でまかなうため、必然的に使用量が増加するからです。その結果、電気料金単体で見るとガス併用住宅における電気代より高くなるのが一般的です。

一方、オール電化住宅は電気のみの契約となるため、ガスの基本料金がかかりません。その分、毎月の固定費を抑えやすいメリットがあります。さらに、夜間の電気料金が割安に設定された電力プランを選べば、給湯や蓄熱設備の運転コストを下げることも可能です。

ガス代を含めた総光熱費で比較する場合、生活スタイルによって最適な選択は異なります。家電の使用方法などを踏まえ、家庭ごとに判断することが重要です。

オール電化と都市ガスの光熱費を比較!どちらが安いかメリット・デメリットも解説

1日の電気使用量の平均はどのくらいですか?

1日の電気使用量は世帯人数によって目安が異なり、人数が増えるほど消費電力量と電気代も上がる傾向があります。1日の電気使用量の目安は、1人世帯では約7kWh、2人世帯では約10kWh、3人世帯では約12kWh、4人世帯以上では約14kWhです。

 

世帯人数

平均電気使用量(/日)

電気代

1人世帯

7kWh

217円

2人世帯

10kWh

310円

3人世帯

12kWh

372円

4人世帯以上

14kWh

434円

東京都「家庭の省エネハンドブック2025」の戸建住宅と集合住宅の6ヶ月分電気使用量の平均値をもとに計算
全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気料金単価の目安31円/kWhをもとに計算

いつもと使い方は変わらないのに電気使用量が明らかに多いのはなぜですか?

使い方を変えていないつもりでも、電気使用量が急に増えるケースは珍しくありません。

原因として考えられるのは、季節による気温差や、気付かないうちに生じた生活習慣の変化です。特に、冷暖房や給湯機器は外気温の影響を受けやすく、同じ設定でも消費電力量が大きく変わることがあります。

【夏場に考えられる要因】

  • 冷蔵庫への詰め込みすぎや頻繁な開閉による冷却負荷の増加
  • 湿気対策で除湿器を長時間稼働させている

【冬場に考えられる要因】

  • 外気温との差が夏より大きく、暖房器具の稼働負荷が大きい
  • 日照時間が短く、照明器具の使用時間が長い
  • 水温が低いため、給湯器等で水を温めるのに時間がかかる

【その他の要因】

  • 在宅時間の増加
  • 家族構成の変化
  • 漏電やメーターの故障、盗電など

まずは直近の生活を振り返り、設備トラブルが疑われる場合は早めに大家さんや電力会社などへ相談しましょう。

まとめ

世帯人数が増えるほど電気の使用量は多くなり、電気代も高くなる傾向があります。特に夏や冬は、冷暖房器具の使用が増えることから、電気代が上昇しやすい季節です。

電気代が高騰している昨今、「少しでも節約したい」と考える方は多いでしょう。電気代が高くなる要因はさまざまですが、確実に電気代を節約するなら電気料金プランや電力会社の見直しがおすすめです。

idemitsuでんきなら、ライフスタイルに合わせた電気料金プランが選択できます。例えば、「Sプラン」では電気使用量に応じて地域の電力会社よりおトクになるプランを用意しています。日常の使い方を変えずに電気料金を抑えられる可能性があるので、2人以上の電気使用量が多い家庭におすすめです。

また、オール電化向けのプランでは、エコキュートなどを深夜の割安な料金で利用でき、基本料金も地域の電力会社よりおトクに設定されています。まずは料金シミュレーションを活用し、現在の使い方のままどれくらい毎月の支払額を減らせるか、具体的な節約額を確認してみてはいかがでしょうか。

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