夏の電気代はどれくらい?世帯人数・地域別の平均額や節約方法を紹介

夏になると「どうしてこんなに電気代が高いの?」と、料金明細を見て驚く方も多いのではないでしょうか。連日の猛暑によってエアコンの使用量が増加し、稼働時間も長くなりがちです。さらに、近年は燃料費の影響や再生可能エネルギー発電促進賦課金の増加なども重なり、夏の電気代は家計にとって大きな負担となっています。

この記事では、夏の電気代の平均額と、高くなる原因を分かりやすく解説します。また、すぐに実践できる家電の節電方法や、根本的な電気代削減につながる見直しポイントもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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【この記事で分かること】
・直近5年間の総世帯、世帯人数、地域別の夏の電気代平均
・夏の電気代が高くなる原因
・夏の電気代を節約する方法

夏の電気代の平均はどれくらい?

まずは、政府の家計調査データをもとに、世帯人数別・地域別の電気代平均額を見ていきましょう。あわせて、過去5年間の推移から、夏の電気代がどのように変化してきたか解説します。

自分の家庭の電気代と平均との比較を、ぜひチェックしてみてください。

世帯人数別の電気代

夏は、エアコンや照明、冷蔵庫といった家電の使用量が増えるだけでなく、同時に使う家電の台数も多くなります。そのため、夏の電気代は、世帯の人数が増えるほど高くなる傾向にあります。

世帯人数ごとの2025年7〜9月の電気代の平均と、各月の電気代は、以下のとおりです。

 

世帯人数

電気代

平均
(7〜9月)

7月

8月

9月

1人世帯

6,822円

2人世帯

11,403円

10,238

11,621

12,349

3人世帯

12,884円

11,319

12,936

14,398

4人世帯

13,531円

11,141

13,756

15,697

5人世帯

14,436円

13,133

14,356

15,819

6人以上世帯

16,915円

13,711

16,685

20,348

※参照:政府統計窓口 e-Stat家計調査 家計調査 家計収支編 総世帯 四半期 調査年月 2025年7~9月期 |世帯人員・世帯主の年齢階級別
※参照:政府統計窓口 e-Stat家計調査 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯
※家計調査では1人世帯の月次データはなし

電気代は世帯人数が多いほど高く、2025年夏(7〜9月)の平均は、1人世帯で6,822円、2人世帯で11,403円、6人以上世帯では16,915円となっています。特に1人世帯から2人世帯にかけての増加幅が約4,600円と大きくなります。
また、7〜9月の電気代を比較すると、世帯人数にかかわらず9月が最も高くなっています。

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地域別の電気代

夏の電気代は、住んでいる地域によっても大きな差が生じます。これには、気温や日照時間の違いに加え、地域の電力会社が設定する「電力量料金」の単価差も影響しています

以下の表は、地域別の夏の電気代平均額です。

 

地域

単身世帯
(7~9月)

二人以上世帯

7月

8月

9月

北海道地方


6,910円

10,919円

12,310円

12,194円

東北地方

12,370円

13,456円

13,671円

関東地方

6,129円

10,723円

12,080円

13,593円

北陸地方


8,398円

14,229円

16,027円

16,457円

東海地方

10,642円

13,112円

14,863円

近畿地方

6,280円

9,889円

12,184円

13,470円

中国地方


7,380円

11,578円

13,688円

14,973円

四国地方

12,040円

12,756円

14,954円

九州地方


6,393円

10,222円

11,840円

12,567円

沖縄地方

14,751円

15,251円

16,079円

※参照:政府統計窓口 e-Stat家計調査 家計調査 家計収支編 単身世帯
※参照:政府統計窓口 e-Stat家計調査 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯

表から分かるように、もっとも高い北陸地方(9月:16,457円)ともっとも低い近畿地方(7月:9,889円)で約6,500円の差があり、地域による開きが大きいといえます。

特に、二人以上の世帯の場合、北陸地方や沖縄地方では9月に16,000円を超える高水準となっています。対照的に、北海道地方や九州地方は12,000〜13,000円程度と比較的安い水準に留まっています。

過去5年間の夏の電気代の推移

参照:「政府統計窓口 e-Stat 家計調査 家計収支編 総世帯」

夏の電気代は、ここ数年でどのように変化してきたのでしょうか。過去5年間の7〜9月における総世帯平均の電気代は、上のグラフのとおりです。

2023年1月分から開始された「電気・ガス料金負担軽減支援事業」により、適用期間中は電気代の負担が緩和されていました。

しかし、総世帯の電気代平均額を見ると、夏の電気代は2023年に一時的な減少があったものの、2021年の7,897円から長期的な上昇傾向にあります。さらに、2025年には10,278円へと増加し、過去5年間で最も高い水準に達しました。

この推移から、ここ数年で各家庭の電気代負担額は増加傾向にあるといえます。その背景には、原料価格の高騰や再生可能エネルギー発電促進賦課金の上昇といった複数の要因が関係しています。

電気代の現状や値上がりする要因の詳細は、以下の記事をご参照ください。

電気代はどのくらい値上がりしている?要因や負担増への対処法を解説!

夏の電気代が高くなる原因は?

夏の電気代が高くなる原因は、単にエアコンの使用だけではありません。

ここでは、夏場に電気代が高くなる代表的な3つの原因を詳しく解説していきます。

  • エアコン・照明・冷蔵庫の使用割合や消費電力が高くなるため
  • 在宅時間が長くなりやすいため
  • 夏に割高な電気料金プランを契約しているため

エアコン・照明・冷蔵庫の使用割合や消費電力が高くなるため

夏の電気代が跳ね上がる最大の要因は、特定の家電に使用が集中している点にあります

資源エネルギー庁の調査によると、夏の点灯ピークである19時頃の電気の使用割合は、以下のとおりです。

画像引用:資源エネルギー庁 夏季の省エネメニュー

夏場に特に使用割合が増える家電として、以下の3つが挙げられます。

  • エアコン:38.3%
  • 照明:14.9%
  • 冷蔵庫:12.0%

エアコンは、起動して室温を設定温度まで下げる際に、最も多くの電力を消費します。猛暑日に設定温度を極端に下げると、設定温度に到達するまでフル稼働状態が続き、電気代が急騰する原因になります。

環境省は、夏の室温の目安を28℃と推奨しています。冷房の設定温度は、「1℃緩和するだけで、消費電力量を約13%削減できる」とされているため、無理のない範囲で温度設定を見直すことが大切です。

照明は、一つひとつの消費電力は比較的小さいものの、全体では2番目に使用割合が多くなっています。これは、複数の部屋で同時に長時間点灯させることが、全体の電力使用割合を押し上げる要因と考えられます。夏は、日照時間が長い一方で夏休みによる在宅の増加で、照明の使用時間が長くなりがちです。

また、意外と見逃しがちなのが24時間稼働し続ける冷蔵庫の存在です。夏場は外気温が高いため、冷蔵庫は庫内を一定の温度に保とうと消費電力が増加しやすくなります。熱い料理を冷まさずに入れたり、扉を頻繁に開閉したりすることで、電気代のさらなる上昇に直結するため注意しましょう。

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在宅時間が長くなりやすいため

夏は学校が夏休み期間に入ることやお盆休みも重なり、家族全員が日中から自宅で過ごす機会が増えます。こうした生活リズムの変化は、電気代が上がる大きな要因の一つです。

また、昨今ではテレワークを導入する会社が増えており、平日でも自宅で仕事をするケースが珍しくありません。日中にエアコンや照明を稼働させることが電力消費の増加につながります。

在宅時間が長くなれば、エアコンや照明の稼働時間が長くなるだけでなく、パソコンやテレビ、スマートフォンの充電といった、その他の電化製品を使用する頻度も高くなりやすいです。その結果、1日を通じた家全体の総電力消費量が大幅に上昇し、夏の電気代を高額にする原因となります。

夏の電気料金単価が高いプランを契約しているため

電力会社が設定する料金プランには、夏場の料金単価が他の季節よりも高く設定されているプランがあります。

このため、他の季節と同程度の電力使用の場合でも、夏の方が電気代が高くなりやすくなっています。

夏の電気代を抑える方法

夏の電気代を抑えるには、毎日使う家電の使い方を見直すことが第一歩です。さらに、契約している電力会社や料金プランの見直しでも節約効果が期待できます。

ここでは、夏の電気代を抑える具体的な節電テクニックについて詳しく見ていきましょう。

家電の使い方を見直す

夏の電気代を抑えるうえで、まず取り組みたいのが家電の使い方の見直しです。なかでも消費電力の大きいエアコン・照明・冷蔵庫は、ちょっとした工夫で大きな節電効果が得られます。

ここでは、それぞれの家電ごとに効果的な節電方法をご紹介します。

エアコン

エアコンは夏の電気代の中でも特に大きな割合を占める家電です。そのため、使い方を少し工夫するだけでも節約効果が期待できます。

効率よくエアコンの電気代を抑えるために、次のポイントを意識しましょう

  • 室温28℃・湿度40~60%を目安にする
  • 30分程度の外出ならつけっぱなしにする
  • 自動運転の設定で使用する
  • 風向きは水平に近い角度にする
  • 扇風機やサーキュレーターを併用する
  • フィルターはこまめに掃除する

また、家族が多い家庭では、できるだけ同じ部屋で過ごし、稼働させるエアコンの台数を減らす方法も有効です。

以下の記事では、エアコンの節電方法をさらに詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

節電になる冷房の温度は?つけっぱなしが良いケースや節電方法10選を紹介

照明

自宅に取り付けている照明をLEDに交換することで、電気代を大幅に軽減できます。LEDは白熱電球や蛍光灯よりも電気の消費量が少ないのが特徴です。そのため、長時間使用する照明をLEDに交換すると、より大きな節電効果を実感しやすいです。

資源エネルギー庁によると、電球形LEDランプは白熱電球と比べて約86%もの省エネ効果があるとされています。初期費用はかかりますが、寿命が長く交換頻度も低いため、トータルコストで見ればお得な選択です。

また、明るさを調節できる調光機能付きの照明や、人感センサー付きの照明を導入することで、つけっぱなしによる無駄な電力消費を防げます。人の出入りが多い廊下や玄関では、人感センサーによるオン・オフの自動化が特に有効です。

なお、照明の傘やカバーが汚れていると、通常よりも暗く感じられ、必要以上の明るさに設定する要因となりかねません。定期的な掃除で本来の明るさを保つことも、無理のない電気代の節約につながります。

電気をつけっぱなしにすると電気代はどうなる?照明の種類による違いや節約方法を紹介

冷蔵庫

資源エネルギー庁の資料である「無理のない省エネ節約」によると、冷蔵庫の節電には以下の方法が効果的とされています。

  • ものを詰め込みすぎない
  • 開閉を少なくする
  • 扉を開けている時間を少なくする
  • 設定温度を「中」にする
  • 壁との適切な距離を確保する

こうした工夫を積み重ねていけば、年間で数千円単位のコストカットが期待できます。

なお、調理後の食料は冷ましてから庫内に入れることが大切です。熱を持ったまま冷蔵庫に入れると、庫内の温度が上昇してしまい、そこから設定温度に戻すため電力を多く消費します。

夏は外気温の影響で冷蔵庫の消費電力が高くなりやすい時期です。だからこそ、上記でご紹介した節電のポイントを日頃から意識しましょう。

その他の家電で節電する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

冷蔵庫の電気代はどれくらい?大きさ・製造年別の電気代や節電方法を紹介

電力会社・料金プランを見直す

夏の電気代を根本から抑えたいなら、ライフスタイルに合った料金プランや、家庭の使用状況に適したプランを提供している電力会社への見直しがおすすめです。

使用した電力に対する単価は、電力会社によって異なります。そのため、電力会社を見直して消費電力あたりの単価が下がれば、同じ使用電力量でも電気代を削減することが可能です。

例えば、idemitsuでんきは、地域の電力会社よりも使用量に応じておトクになる料金設定が魅力となっています。特に電気使用量が多い場合の単価が地域の電力会社より安価である仕組みが特徴です。特に夏場や冬場の電気使用量が増える季節や、3〜4人家族など、多くの電気を消費する時期や家庭で、電気代を節約できる可能性が高いでしょう。

また、基本料金が地域の電力会社より安価なオール電化プランのほか、ガソリン代の割引やおトクにEVの自宅での充電がおトクな特典など、ニーズに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

夏の電気代を少しでも安くしたいなら、電気代が高くなる前の早めの見直しがおすすめです。まずは、以下のボタンから料金のシミュレーションをしてみてください。

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夏場の電気代に関するよくある疑問

夏の電気代について、以下のような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

  • オール電化住宅の夏の電気代は平均でどれくらいですか?
  • 冷房はつけっぱなしのほうが安いですか?

ここでは、夏場の電気代に関してよく寄せられる上記の質問にお答えします。

オール電化住宅の夏の電気代は平均でどれくらいですか?

オール電化住宅における夏の電気代は、各家庭の契約プランや使用状況によって大きく異なります。そのため、具体的な平均額を一概に示すのは難しいのが実情です。

しかし、一般的な傾向として、オール電化住宅はガス併用住宅と比べて電気代が高くなりやすいといわれています。その最大の理由は、ガス併用住宅であればガスでまかなうお風呂の給湯やコンロでの調理などのエネルギーを、すべて電気でカバーしているためです。

特に夏場は、エアコンによる冷房の稼働時間が長くなりがちです。その結果、給湯やIHクッキングヒーターなどの基本的な消費電力に冷房費が上乗せされ、請求額が大きく膨らみやすくなります。

ただし、オール電化住宅は基本料金も含めてガス代が一切かからないという大きなメリットが存在します。電気代だけでは高額に感じやすいものの、光熱費全体(電気代+ガス代)のトータルコストで比較すると、ガス併用住宅よりも安く抑えられるケースもあります。

オール電化住宅の平均電気代は?世帯別・季節別の電気代と、電気代を抑える方法

冷房はつけっぱなしのほうが安いですか?

エアコンの冷房は、短時間の外出であればつけっぱなしにした方が電気代を抑えられます。具体的な目安としては、30分程度の外出であればそのまま稼働させておくのが効率的です。

エアコンが最も電力を消費するのは、起動直後に設定温度まで室温を下げようとするタイミングです。一度涼しくなった室内でオン・オフを頻繁に繰り返すと、かえって電気代が高くなってしまいます。特に夏場は、室温が短時間で上昇しやすいため、再起動時の電力消費がとりわけ激しくなりがちです。

ただし、数時間以上の外出をする場合は、冷房を切ってから出かけた方が電気代の削減につながります。「つけっぱなし」と「こまめに電源を切ること」を使い分けることが、夏の電気代を節約するコツといえます。

エアコンつけっぱなしの方が電気代は安くなる?夏・冬で比較

まとめ

夏はエアコンの使用時間が長くなり、家庭の消費電力は大幅に増加します。本記事でご紹介したとおり、電気代は年々上昇傾向にあり、2025年の夏場の総世帯平均は10,278円と1万円を超えています。

今後もエネルギー価格の変動や再生可能エネルギー発電促進賦課金の引き上げにより、電気代がさらに高騰する可能性は否定できません。電気代を少しでも節約するためには、エアコンの設定温度の見直しや照明のLED化、冷蔵庫の使い方の改善といった日々の節電を心がけることが大切です。

加えて、電力会社や料金プランの見直しも、根本的な電気代削減に大きな効果を発揮します。

夏場の電気代の高さに悩んでいる方には「idemitsuでんき」への切り替えがおすすめです。idemitsuでんきには、電気の使用量が多くなるほど、地域の電力会社からの切り替えメリットが大きくなる料金設定が用意されています。

夏休みの在宅時間が長く、日常的に消費電力量が多い2人以上の世帯であれば、切り替えるだけで電気代を削減できる可能性が高いでしょう。

まずは料金シミュレーションを活用して、ご家庭に最適なプランを見つけることから夏の電気代対策を始めてみてください。

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